いま世界で、“保護すべき野生動物”と考えられているクジラ。 でもいまだに日本だけは、クジラを“大きな魚(水産資源)”ととらえ、 毎年5億円もの税金を使って南極で捕鯨を続けています。 日本が捕鯨をやめない理由や世界との間に生じた温度差など、 捕鯨を通して日本の裏側を見てみませんか?
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捕鯨大国日本の七不思議?! ・クジラは“漁業資源”?それとも“野生動物”? ・捕鯨は日本の伝統文化なの? ・“科学調査”には何頭のクジラが必要なの? ・日本鯨類研究所って何?? ・調査捕鯨の資金はどこから?? ・日本人って1年にどれだけクジラを食べてるの? ・IWCの捕鯨推進票とODAの関係は? 捕鯨の謎をこの本で明らかにします。 | |
著者紹介: 星川淳 | |
1952 年東京生まれ。作家・翻訳家。82年に屋久島定住、2005年末よりグリーンピースジャパン事務局長。著書に『魂の民主主義』(築地書館)、『屋久島水賛 歌』(南日本新聞社)、『地球生活』(平凡社ライブラリー)、共著に坂本龍一監修『非戦』(幻冬社)、訳書にドナルド・ライト『暴走する文明』(NHK出 版)、B・ジョハンセン他『アメリカ建国とイロコイ民主制』(みすず書房)、P・アンダーウッド『一万年の旅路』(翔泳社)ほか多数。 |
◇ | 読売新聞 2007年5月27日 評者・米本昌平(科学史家) |
◆ | 信濃毎日新聞 2007年6月17日 評者・池田香代子(翻訳家) 「日本政府は国際的な場では自己主張をしないことで通っているが、クジラのことになるとムキになる。その疑問に答える本。」 |
◇ | オルタ[ALTERNATIVES] 2007年5月号 特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター(PARC)発行 「捕鯨における疑問点に完璧に近い答えを提示してくれた。いかに日本政府発メディア経由の捕鯨に関する情報が一面的で婉曲されたものか端的に指摘し、強大な力を持つ“未熟な国・日本”の悪癖を客観的に暴いている。」 |