高木マニア堂
何となく思いついたこと、目についたことをツラツラと…。
136:アントニオ猪木の初CM出演は?
<2008年10月=東スポ・プロレス格闘技サイト「プロレスマニア堂」より>
IGF総帥・アントニオ猪木がキムタク(木村拓哉)と共演している富士通パソコンのCMが話題になっている。
猪木は謎の生物・カカの声をアテているだけで、画面には姿を現さないのだが「便利ですか~っ!」「便利になればどこでもおける」のセリフのみで、視聴者に強烈なインパクトを与えているのはさすがだ。
さて、そんな猪木が初めてCMに登場したのは一体いつなのか?
テレビ番組の歴史などは資料や文献が多いので、割と調べやすいのだが、CMとなると資料が乏しいため調査は難しい。そこで猪木本人にたずねてみると「テレビのCMはエースのカバンが初めてだったな。ムッフフフ」との答えが返ってきた。
エースカバンとは、昭和43年に販売が開始され、1970年代に若者を中心に一世を風靡した「MSGバッグ」を販売していたエース株式会社のこと。
猪木は新日本プロレスを旗揚げした頃、そのエースカバンのテレビCMに出演していたのだった。
「日本プロレス時代に、大阪空港でたまたま会ったエースの社長さん(創業者の新川柳作氏=2008年1月に死去)に、一緒に記念撮影を頼まれてね。そのとき馬場さんも隣にいて葉巻を吸っていたんだけど、オレは『こっちの明るい場所で撮りましょうよ』と、少し場所を移動して撮影したんだ。社長さんがその時のことを覚えていてくれて、新日本を旗揚げしたばかりで資金的にも大変苦しい時期に、CMの話をいただいたんだ。あのCMの出演料に、どれだけ助けられたか分からない。今でも感謝しているよ」
エース社を一躍有名にしたMSGバッグは、表面に「MADISON SQUARE GARDEN SPORTSMAN CLUB boxing wrestling football」とロゴが描かれている。
理由は当時の担当者が「何かシャレた横文字を」と文面を考えているときに、海外からのプロレス中継やボクシング中継を見て思いついたモノだそうな。いかにも舶来モノっぽいMSGバッグは、現地ニューヨークでは売られていない純日本産なのだ。
そんなエース社の創業氏と猪木が偶然出会い、CM出演の話となり、初期の新日プロを支えた。また新日プロの所属選手や常連外国人選手が、ライオンマーク入りのサムソナイト製スーツケースを愛用しているのも当時、エース社がサムソナイトとのライセンス契約を結んでいた関係からだ。
人の縁とは不思議なモノ。そんな猪木だが、自分でも全く記憶にないまま、馬場と一緒にCMならぬ広告に出演していた過去がある。次回はその貴重な広告を紹介したい。
IGF総帥・アントニオ猪木がキムタク(木村拓哉)と共演している富士通パソコンのCMが話題になっている。
猪木は謎の生物・カカの声をアテているだけで、画面には姿を現さないのだが「便利ですか~っ!」「便利になればどこでもおける」のセリフのみで、視聴者に強烈なインパクトを与えているのはさすがだ。
さて、そんな猪木が初めてCMに登場したのは一体いつなのか?
テレビ番組の歴史などは資料や文献が多いので、割と調べやすいのだが、CMとなると資料が乏しいため調査は難しい。そこで猪木本人にたずねてみると「テレビのCMはエースのカバンが初めてだったな。ムッフフフ」との答えが返ってきた。
エースカバンとは、昭和43年に販売が開始され、1970年代に若者を中心に一世を風靡した「MSGバッグ」を販売していたエース株式会社のこと。
猪木は新日本プロレスを旗揚げした頃、そのエースカバンのテレビCMに出演していたのだった。
「日本プロレス時代に、大阪空港でたまたま会ったエースの社長さん(創業者の新川柳作氏=2008年1月に死去)に、一緒に記念撮影を頼まれてね。そのとき馬場さんも隣にいて葉巻を吸っていたんだけど、オレは『こっちの明るい場所で撮りましょうよ』と、少し場所を移動して撮影したんだ。社長さんがその時のことを覚えていてくれて、新日本を旗揚げしたばかりで資金的にも大変苦しい時期に、CMの話をいただいたんだ。あのCMの出演料に、どれだけ助けられたか分からない。今でも感謝しているよ」
エース社を一躍有名にしたMSGバッグは、表面に「MADISON SQUARE GARDEN SPORTSMAN CLUB boxing wrestling football」とロゴが描かれている。
理由は当時の担当者が「何かシャレた横文字を」と文面を考えているときに、海外からのプロレス中継やボクシング中継を見て思いついたモノだそうな。いかにも舶来モノっぽいMSGバッグは、現地ニューヨークでは売られていない純日本産なのだ。
そんなエース社の創業氏と猪木が偶然出会い、CM出演の話となり、初期の新日プロを支えた。また新日プロの所属選手や常連外国人選手が、ライオンマーク入りのサムソナイト製スーツケースを愛用しているのも当時、エース社がサムソナイトとのライセンス契約を結んでいた関係からだ。
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本日の見出し
古舘キャスター「報ステ」降板危機
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