全日本プロレスの前3冠ヘビー級王者・小島聡(39)が退団することが22日、明らかになった。全日関係者によれば小島との契約は5月いっぱいだが、更新せずそのまま団体を去るという。
昨冬から不振を極めた小島が、大きな決断を下した。昨年12月の最強タッグで優勝決定戦に進めず、今年2月にリーダーを務めていたF4を解散に追い込まれ、3月にはデビューからわずか1年4カ月の浜亮太に敗れて3冠王座から転落。今月のチャンピオン・カーニバルでは4強に入れず、新世代や新加入の船木誠勝に押されて存在感が薄れていた。
小島はこの日、高知大会に出場。今シリーズとベイプスタ!!(5月7日・後楽園ホール)はカードが発表済みで、予定通り出場するという。全日本関係者は「5月シリーズも出るんじゃないでしょうか」としたが、退団後に左腕の手術を行うため出場は微妙だ。
全日本は武藤が右ヒザ手術、西村修が参院選出馬で長期欠場中。今回の退団劇でリング上は船木、鈴木みのると新世代中心へと様変わりする。
(2010年4月22日)