北朝鮮の平壌を訪れ、金永南・最高人民会議常任委員長(前列中央)らと記念写真に納まる元横綱朝青龍関(後列右から3人目)。前列左から4人目はモンゴルのザンダンシャタル外相(朝鮮通信=共同)
朝鮮通信(東京)によると、大相撲の元横綱朝青龍関(29)=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ=が北朝鮮を訪問したことが、22日に北朝鮮の朝鮮中央通信が配信した写真で判明した。同通信は写真を配信したのみで、記事中では元朝青龍関の訪朝については触れていない。
北朝鮮のナンバー2とされる金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長と訪朝していたモンゴルのザンダンシャタル外相一行との記念写真の中に、元朝青龍関が写っていた。写真は平壌の万寿台議事堂で撮影され、元朝青龍関は黒っぽいスーツを着て、上段のほぼ中央に位置している。
元朝青龍関を含むモンゴルの外相一行は20日に訪朝。21日に北朝鮮と経済・貿易分野での協力関係に関する文書に調印したという。朝鮮中央通信によると22日に一行は帰国した。
元朝青龍関は今年2月に暴行騒動によって引退してから、日本から度々海外へ赴き、母国モンゴルなどを行き来していた。今月12日にいったん来日したが、15日にはモンゴルに出発していた。
(2010年4月22日)