匿名性の陰に隠れ、他人の名前を騙ったデマ情報を流布するこのような卑劣な行為は決して許せるものではありません。厳重に抗議します。 批判があるなら、事実に基づいて正々堂々と批判すべきです。捏造や歪曲をもとに、自らは反撃の届かない安全な場所に身を隠して個人攻撃を行うこのような行為は、陰湿ないじめに他なりません。このデマ情報を作成・流布した人、また付和雷同していじめに参加したすべての人は、猛省して辛さんに謝罪すべきです。それができないなら、その人たちは一生卑怯者のままです。 誰もが自由に、匿名で発言することができるインターネットの特性は、言論の自由にとって強力な武器となります。しかしこの武器は、権力に対して異議申立てをし、抵抗するためにこそ使われるべきものです。今回のようなデマ攻撃や、あるいは個人情報を暴露しての脅迫扇動など、いじめのための凶器として使われてはなりません。そのようなことが続けば、ネット上での自由な言論を規制する介入を招く結果にもなりかねません。 だからこそ、私たちはネット上の良識あるすべての人に訴えます。このようないじめ行為を見逃さず、反撃の声を上げてください。 また、すべての公開掲示板の管理者の方たちに訴えます。インターネット上で誰もが自由に読むことができる掲示板は、たとえそれが私的な管理と責任のもとに運営されているものであっても、一方では公共の場という側面をも持つようになります。そもそも、言論・表現の自由は、デマ攻撃や脅迫扇動の自由を含むものではありません。このような行為を放置することは、これらの犯罪的行為を助長してしまう結果にもつながります。そうした側面に配慮し、悪質な投稿に対してはそれぞれ適切な措置を取ってくださるようお願いします。 そして最後に、辛淑玉さん、また辛さんと同様に、勇気ある発言の結果として今回のような攻撃の対象となり、あるいは標的にされるかも知れないという不安にさらされているすべての人々に対して、心からの敬意を表するとともに、応援のメッセージを送ります。 多くの人々が、あなた方の受難に心を痛め、できる限りの支援をしたいと願っています。どうかこれからも萎縮することなく、勇気を持って発言を続けてください。
辛淑玉さんへの卑劣な中傷攻撃に抗議する有志一同
昨年春、石原慎太郎東京都知事が在日外国人を犯罪者扱いし、差別と迫害を扇動する「三国人」発言を行った際、これに抗議した女性市議が自宅の住所と電話番号を某掲示板上に公開され、「レイプしてやる」などの卑劣な脅迫を受けるという、許し難い事件が発生した。このとき、辛淑玉さんも個人メールアドレスを何者かによって勝手に公開され、嫌がらせメールが殺到するという被害を受けた。 そしてまた、今回のこの事件である。 石原は、単純労働に対してビザを出そうとしない日本政府の政策によって滞在資格のないままこの国にとどまり、経済の底辺を支えている最も弱い立場の人々を狙い撃ちし、危機感を煽った。これは悪質ないじめである。この発言に抗議する人々に向けられた脅迫や嫌がらせも、今回のデマ宣伝も、石原発言そのものと同じ、陰湿ないじめに他ならない。 思えばこの国では、国家自身が率先して、弱者に対するいじめを繰り返してきた。在日朝鮮人やアイヌ・沖縄民族に対する差別政策から、公害や薬害エイズの被害者に対する理不尽な扱いに至るまで、すべてがそうである。 歴史上一度として民衆が政府を打倒して権力を勝ち得た経験を持たないこの国では、「国」が公然といじめを行えば、「国民」もまた嬉々としてそれをまねる。ネットの匿名性の陰に隠れてデマ情報を流し、集団で辛さんをバッシングした今回の事件も、その一つの現れに過ぎない。そして、酷薄な大人社会の本質を敏感に感じ取った子どもたちは、学校という彼ら自身の社会でそれを再演する。かくして、この国のいじめ体質は、世代を越えて引き継がれ、拡大再生産されていく。 在日朝鮮人であり、女性であるという二重のマイノリティの立場から勇気ある異議申し立てを続ける辛淑玉さんが標的にされた今回の事件の根底にあるのは、決して在日の問題でもなければ、女性の問題でもない。 それは何よりもまず、この社会のマジョリティである日本人自身の問題であり、異質な文化、異なった人々と共生していけるだけの豊かさをいまだ持ち得ていない日本人社会の問題である。排他的で酷薄なこの社会を根本的に変えていかない限り、問題の解決はない。 とりわけ、私自身を含む「日本人の」「大人の」「男」の責任は大きい。いじめ社会にどっぷり浸かって、今回のような事件が起こる背景となっている主流的日本人男性はもちろん、問題の本質にうすうす気付いていながら、しばしばこうしたいじめを見過ごし、声を上げることすら忘れている我々自身も責任を免れることはできない。 まず「日本人の」「大人の」「男」である我々が変わらなければならない。発言し、行動しなければならない。勇気を振るって声を上げている被害者やマイノリティ、女性たちを矢面に立たせておいて、その後ろに隠れていてはならない。 自分自身への戒めをこめて、これだけは言っておきたい。
以下にこの声明文に対する賛同者のコメントを掲載致します。ネット界に広く訴えておりますので、インターネット本多勝一を応援する読者会のみならず、賛同される方は是非コメントもしくは賛同の表明をおよせ下さい!!当サイトに掲載させていただきます。
( syoutyan_ganba@estyle.ne.jp まで電便(メール)にてどうぞ! )
石原の下品で、陰湿で、傲慢極まりない暴言には日頃憤慨しています。弱者いじめを恥知らずやっている彼ですが、私には何か自分のコンプレックスを隠そうと必死になっているように見えます。
1、よい文化を創ること(本物の芸人を育てましょう。友達を
誘い劇場へ足を運びましょう)
日韓韓日翻訳通訳・ハングル講師 金 英娥 本来なら辛さんに都知事をーーあるいは中村敦夫氏をーー
辛さんに対して、とんでもないことが行われているなんて知りませんでした。どうした勢力かは、だいたい検討がつきます。
長壁 満子 声明に賛同します 日本は昔から悪しき差別文化を継承してきました。 何の罪も無い人たちを出身地や病気、人種、宗教などを理由に差別し迫害を続けてきたのです。 残念ながらインターネットを見ても、悪意か無知故か、弱者に対する誹謗中傷があふれそれを扇動する人には激しい怒りを感じます。 高橋さんや辛淑玉さんがそんなデマゴーグを論破するのを拝見し胸のすく思いです。 私は開国論者です、人間は自由ですし日本は自由の国(最近は息苦しいですが)なんですから誰がどこの国へ言って働こうが自由です。 多様な人と多様な価値観が多様な交流のある社会が健全な社会でしょう。 日本人は、と言うより人類は太古の昔から様々な交流を続け生き延びてきたのですから、ごく自然なことです。 これからも応援しています、がんばって下さい。
匿名希望
ネットの匿名性を凶器として使う暴力は、一人のネット利用者として、許すことができません。これこそ、私たち全員の、言論の自由を破壊する行為です。 amigo(友だち) 初めの石原発言があったとき、報道した記者に攻撃がありました。知事本人から、そして、今回のような卑劣な掲示板での攻撃があり、ご本人も、所属する報道機関も大変苦慮されたと聞きます。その際、なぜ他のジャーナリストの支援がないのかと何人かの方と話していました。
石原都知事は、
また、今回、石原都知事リコール運動が始まりましたが、始めるにあたっての発表記者会見の際にその場を撮影したリコール会議メンバーが 強く、大きいものに反対できない世の中が出来つつあるのでしょうか。 しかし、それにも増して、匿名でのデマ攻撃というのは、いっそう卑劣です。命を張っている人に対して、このメディアを悪用しているとしか思えないやり方は、考えようによっては石原氏より悪質です。 強く抗議いたします。
賛同いたします。
自由のための『言論の自由』を、他人の自由や権利を侵害するために悪用することを許すわけにはいきません。
参加しているメーリングリストを通じて,友人から今回の事態を知りました。 女性,及びエスニック・マイノリティに対する,不条理な偏見と差別に満ちた,且つそれを助長しようとする,悪質な言説の捏造に抗議します。 この言説の根底にあるような民族差別・偏見が,現在世界各地で流血の惨事を繰り広げているところの元凶であること,また過去の歴史を直視し,そこから教訓をつかみ取り,信頼の回復と構築,さらには多文化共生を目指す一切の理性的・良心的営為を蹂躙するものであることを,深く憂慮します。 残念ながら,「匿名性」を利用しての愚劣な行為は,現在のインターネットがもつ欠陥を利用してのものであると言わざるを得ません。しかしながら,辛さんをはじめ,全ての良心的市民が,このような事態にいささかでもひるんだり,屈服したりすることのなきことを願うのはもちろんのこと,連帯の輪を広げ,自由で質の高い言論の場を構築することによって,このような愚行からもまた自由たらしめるべく,1人でも多くの方の智恵と力を結集されることを,呼びかけたいと思います。
賛同いたします。
いかなるイデオロギーの持ち主であれ、自己の思想に従って発言する権利はあります。しかし、他人の名を騙り、デタラメな発言を撒き散らして、その責任を騙った相手に押し付けるのは言論でもなんでもありません。単なる犯罪です。 ある網際通信網上の掲示板に於いて、辛淑玉さんが語ったとされる架空の「発言」が掲載されたという話を聞いた。その「発言」の内容は、民族に対する尊厳と女性に対する尊厳とを冒涜する、良識ある人たちであれば読むに堪えない低俗なものである。 私は、このような架空の「発言」を捏造し、民族と女性への偏見を助長させ、辛淑玉さんの名誉を毀損した行為に関与した者を非難する。関与者の行為は、あらゆる差別と偏見を地球上から無くしていこうとしている人類社会に対する挑戦でもあり、弁解する余地はどこにもない。 今回の辛淑玉さんの件に限らず、網際通信網上で合理的な理由なく名誉を毀損され、人格を破壊されるような被害に遭った例が多発している。私はこのような事態に対して深い憂慮の念を表明すると同時に、そのような境遇に遭った人たちに対して、連帯の意志を示したい。また、すべての人たちに連帯を呼びかける。私たちには彼ら彼女らに応答していく責務があるからだ。 以上宣言する。
松本にて 2001年3月30 Jan Vermeer van Matsumoto
わたし自身も、ほんのわずかですが、戦争責任や天皇制などについて書いたり発言していますし、HPにも載せています(まだ工事中だらけだけど(^o^))。 ほんの小意見ですみませんが、これからも頑張っていきましょうね(^.^)/~~~
Loki
「追い出せ! 強のトリ」掲示板で知りました。
本人を前にすることもなく安全地帯から嘘八百を流布する行為が、どんなに卑しく、低劣で、醜いことか、やった本人達は分っているのでしょうか。 辛淑玉さん、応援していますよ!
Maris
インターネットは既存のメディアに比べて、各段に言論の自由があるメディアですが、それは「デマを流布する自由」では断じてありません。このような卑劣な行為に対しては、言論の自由を守るためにも各人の思想信条に関係無く抗議の声を上げていくべきだと考え、声明に賛同致します。
声明文に賛同します。
現実社会においても、権力構造を暴く発言者に嫌がらせは殺到します。天皇制、戦争責任、在日外国人問題、女性差別問題など。特に女性の場合、「すぐに脅しがきく」と思っているのか、性的な嫌がらせも含まれています。私をふくめ私の友達も、自分の知らないところで、自分の知らない掲示板に、自分の性的なものを含めた中傷をされていました。見たくないとは思いつつ、それでもある一定の何百、何千という人の目にとまっていると思うと怖くて怖くてたまりません。
T・K
昨年10月、本多勝一を応援する読者会のページ共有掲示板に、”TM”と名乗る人物が現れた。笑わせることに、その人物は当初、”名無しさん@本多ファン”という名前で投稿してきたのである。投稿の内容は、ホンダケンを宣伝し、2ちゃんねる用語を使って当サイトを誹謗中傷するものであった。何回かの注意を出した後、その人物はメールアドレスを記載したのだが、驚いたことにそのメールアドレスはインチキメールアドレスであった。 その翌日、今度はなんと”TM(「金曜日」定期購読者、某県読書会所属)”とわざわざ名乗って投稿してきた。内容は『週刊金曜日』読者のフリをしながら、『週刊金曜日』編集委員の佐高信さんと辛淑玉さんを誹謗中傷するものであった。さらに驚いたことに、”金曜日LOVER”と名乗る人物が加わってきて、”TM”に相づちを打ち始めたのである。メールアドレスの記載もなにもない匿名だ。海外のサーバーを使ってアクセスしている。規定違反のそれらの投稿を一旦削除し、インチキメールアドレスを記載したことを釈明するよう呼びかけた。すると驚いたことに”TM”は、”私が本多勝一を応援する掲示板で削除された投稿”というタイトルで他の複数の掲示板に自分の投稿を転載しはじめたのである。絶妙なタイミングだった。まるではじめから削除されたらこうしようと計画を立てていたようだった。その時期は他にも怪しい投稿が集中していたのである。 掲示板をはじめて以来、目が点になるような事件の連続であったが、組織的・計画的なトンデモぶりはその事件が最高である。インターネット上には本多ファンや『週刊金曜日』の読者のフリをして組織的・計画的にインチキをばら撒いているアホがいるということを、そいつは自己宣伝してまわったのだ。「いっちゃってる」よ、ホント。 辛淑玉さんの名前を騙った今回の捏造文章事件も同じたぐいの連中であろう。人権派・平和派で突出した人物が出ると、必ずああいった謀略をやらかし、影響力を貶めようとするやからが出てくる。ああいった手の込んだ文書をわざわざ考え、バラまいている人間がこの日本社会に存在しているということだ。『買ってはいけない』が大ベストセラーになった際、単に『週刊金曜日』を貶めるためだけの捏造誹謗中傷本が複数書店に並んでいたのを覚えているだろうか。『買ってはいけない』の内容のまちがいより、そういった複数の捏造誹謗中傷本のほうが何十倍も問題だと思った。『買ってはいけない』だけを批判するのは明らかに片手落ちだ。インチキ捏造誹謗中傷組織を無罪奉免にしているからだ。 日本の人権派・平和派が押え込まれているのは、そういった謀略に一般市民がまんまと乗せられているという面がある。謀略に対し、我々はもっと賢くなければならない。デマに乗ってはいけない、騙されてはいけない。連中は常人には思い付かないようなトンデモない手をいくらでも使ってくる。なぜその情報が流されているのか、考えてみることだ。連中の悪行を徹底的に白日の下にさらしてやろう。
インターネットには、情報発信コストが低いという利点がある。これは、商業主義に埋もれてしまいがちな貴重な情報を多くの人が共有できるという点で、従来のメディアにない可能性を秘めているといえるかもしれない。 しかし、その発信コストの低さが、悪用されることもある。今回、声明文の中で触れられている、辛淑玉さんに対する誹謗中傷目的の記事ねつ造投稿も、これを如実に示すものだろう。本人が全く言っていないことを、勝手に作り上げ、彼女を一方的に非難するための道具とする。誠に嘆かわしい事態だ。 戦後与えられた、日本の言論の自由。この「自由」を履き違える人は、どこの国にもいるのかもしれないが、人を傷つけたり陥れたりする自由があるのかどうかを、こういう記事をねつ造する人たちが考えているのか、はなはだ疑問だ。 デタラメ投稿記事を書いた人は、もしかして「シャレ」のつもりでいたのかもしれない。しかし、世の中には、シャレでやったつもりのことが、シャレにならない状況にまで発展することもある。このサイトの抗議文を見る限り、事態は深刻であり、もはや「あれはシャレだった」ではすまされない次元にまで達している。投稿をねつ造した者、そしてそれを本物として広めた人たちの罪は重い。 「たかがホームページに現われた文字・文章に」と言う人は、事の本質を見誤っている。インターネットは、文字や文章を介した人間のコミュニケーションのためのメディアだからだ。文字の背後にある人間が見えない人に、このメディアを明け渡すことは極めて危険だと、実感することになった。
tony-j
人権団体MHST"Make a Human/Self Thinking"代表
私の運営する人権団体MHSTは宗教被害者救済活動を人権問題の中心にしています。
少し話は違いますが、今の部屋は石原都知事が会長をしています (財)明るい社会つくり運動 を外郭団体として持つ、立正佼成会の和田第一支部の部長と主任、東京教区教務員の方から紹介して頂いたところです。不動産屋さんも大家さんも立正佼成会員。
彼らから見れば私は世話をしてやったのに不義理な人間と言う事になるかもしれません。
私自身、立正佼成会の大聖堂から目と鼻の先にすんでいますが、先日、和田第一支部の近くの料理屋で昼飯を食べました。
少し店のおかみさんと話になったのですが、私が和田第一支部の近くに引っ越して来て自転車を盗まれた事、パンクを20回ほどした事。やむなく新しく買った自転車はすぐ、スタンドを折られた事、などを話しました。 私は彼女達を初めとするこうした感覚を恥ずかしいと思いました。
もし、彼女が隣の人間から、「@@は犯罪を犯す可能性があるから・・」と吹聴されたらどうでしょうか? 人間として・・・そして自分で考え判断する・・・そうした面が決定的に欠如している事に彼女や彼らは気づかない
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