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舛添氏の離党届を歓迎「やっとうみ出た」
自民党に離党届を提出し、記者の質問に答える舛添前厚労相
Photo By 共同 |
自民党の舛添要一前厚生労働相(61)が22日、新党結成のため矢野哲朗元外務副大臣(63)と東京・永田町の党本部を訪れ、離党届を提出した。昨年の衆院選以降、離党届を提出した国会議員はこれで13人(衆院3人、参院10人)となり、谷垣総裁ら党執行部の一層の求心力低下を印象付けた。
米軍普天間飛行場移設問題などで鳩山政権が迷走する中、巻き返しを図る好機にもかかわらず、野党第一党の崩落は加速の一途。逆に無党派層の受け皿になろうと「第三勢力」を狙う新党ばかりが乱立する状況に、民主党の渡部恒三前最高顧問は「(新党をつくっている人は)みんな小沢(一郎)君が幹事長に留任できるよう頑張っている。おそらく小沢君から感謝状がいっているだろうな」と皮肉った。
舛添氏は23日に都内で会見し、新党旗揚げを正式発表する。党名は「新党改革」に固まった。結党メンバーは、自民党と国会会派を組む改革クラブの渡辺秀央代表(75)ら3人と、先に離党届を提出した小池正勝元外務政務官(58)と矢野氏の計6人となる見込み。こちらも全員が自民党出身者。これについて民主党の山岡賢次国対委員長は「(舛添氏が)改革クラブに婿入りし、表札を変えるというのが実態だ」と揶揄(やゆ)し、自民党には「(舛添氏らを)引き留める能力も、度量もない」と述べた。
一方、自民党の大島幹事長は、舛添氏が参院比例代表選出であることを踏まえ「議員辞職し、党に議席を戻すべきだ」と批判。伊吹文明元幹事長は「やっとうみが出た」と述べた。離党組の鳩山邦夫元総務相は「よく決断した」と述べたが、結党には加わらない考えを示し、距離を置いた。
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