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【政治】

「国外考えられない」 普天間移設で岡田外相

2010年4月20日 19時50分

 岡田克也外相は20日午後の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先について「日本の外にということは考えられない。政府として、しっかりと国内で移設先を決定する」と述べ、社民党が主張する国外移設の可能性を明確に否定した。

 政府が移設先として検討している鹿児島県・徳之島については「(反対集会に)あれだけの人数が集まったことは重く受け止めなければならない」と指摘。一方で「『地元の理解』を具体的に定義するのは難しい。(2006年に日米が合意した現行計画も)地元がもろ手を挙げて受け入れたわけではない」とも語った。

 岡田氏は、在日米軍が日本の安全保障に不可欠だとし、「国民には日本の平和、安全が何によって確保されているか、ぜひ考えてほしい。根本を忘れると議論は迷走してしまう」と強調。鳩山由紀夫首相が就任前に唱えていた在日米軍の「常時駐留なき安保」に関しては「10年ほど前に今の民主党の安保政策を作った。その時点で完全に消えている」と指摘した。

(共同)
 

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