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【プロ野球】ヤクルト・石川 遠い1勝 和田に被弾したあの一発だけ…2010年4月22日 紙面から ◆ヤクルト2−2中日
負の連鎖は断ち切れなかった。ヤクルトが4時間8分の死闘実らず、今季初の引き分け。開幕投手を務めながら4敗のエース石川にまた勝ち星がつかなかった。 カンフル剤は打った。不振のデントナを7番に下げ、今季初めて青木を4番に据えた。そのデントナが2回に中越え先制2ランと幸先は良かった。「全然(打線が)良くないので、いじるしかない。あまりしょっちゅうは変えない方がいいんだけどね」と高田監督。その後の4打席は無安打のデントナを「あれで乗ってくれないと」と渋い顔。4回以降は二塁打2本と貧打に戻った打線に首をかしげる。 石川は、丁寧な投球で6回まで被安打3の無失点だったが、7回和田に手痛い同点2ランを被弾。「高めのインコースのボール球を投げるつもりが甘く入ってしまった」と石川は悔しがった。 指揮官は「あの1球だけだからね。100球も投げれば、そりゃそういう球もあるでしょう」と責める気はさらさらない。11回には守護神林昌勇もつぎ込む総力戦に「(延長)12回だからみんな使いますよ」と疲れ切った表情だった。 (後藤慎一)
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