鳩山“メルトダウン”寸前 「私は愚か」自虐コメント炸裂

2010.04.22


常人には理解しがたい発言を繰り返す鳩山首相【拡大】

 鳩山由紀夫首相が壊れ始めた。21日の党首討論で、「私は愚かな首相かもしれない」と、一国のリーダーにあるまじき自虐コメントを炸裂させたのだ。「日米同盟撤回」発言や、ポーランドの大統領死亡事故についての不思議コメントなど、最近、首相は迷言を連発中。混迷する米軍普天間飛行場の移設問題で、メルトダウン寸前なのか!?

 自虐発言は、首相が米ワシントン・ポスト紙から痛烈批判を受けたことについて、自民党の谷垣禎一総裁から「政治の責任者として発言が軽い」といわれ、飛び出した。

 首相は覇気のない表情で「(同紙が)言うように、私は愚かな首相かもしれない」と話し始め、「昨年12月に、もしも『えいや』と(日米合意の名護市)辺野古に決めていれば、どんなに楽だったか計り知れない」と弱気発言をもらした。

 その後も、首相の迷走は止まらない。これまで丁寧に応じてきた「ぶら下がり取材」で同日、記者の質問が普天間問題に及ぶと、途中で質問を無視して立ち去ったのだ。

 確かに、普天間問題の行き詰まりは深刻。首相の「腹案」とみられる鹿児島・徳之島案をめぐっては、住民だけでなく、米側からも事実上のダメ出しが突きつけられた。

 米側は、移設する予定のヘリ部隊と、沖縄本島に駐留する地上部隊の距離を「65カイリ(約120キロ)以内」とするよう、日本政府に要請。沖縄−徳之島間は約200キロあり、事実上、徳之島移設は実現不可能となった。

 それにしても、首相の“迷言”は最近目立ちつつある。

 訪問中のワシントンで12日夜、記者団からオバマ米大統領との意見交換の内容について記者団に問われ、「私が申し上げたのは、沖縄の負担というものを軽減するということ。それがある意味で日米同盟というものを持続的に撤回させていく…」と、まさかの「日米同盟撤回」を宣言し、直後に「発展させていく…」と言い直した。

 自身のツイッターでも、ポーランド大統領の死亡事故について、オカルトと間違うようなつぶやきをしている。

 肉体的にも精神的にも多忙な日々を送る首相。政権と首相の行く末が心配になってきた。

 

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