4月20日放送の「魔女たちの22時」(日本テレビ)に、ブル中野が出演した。ブル中野は50kgもの減量に成功し、今年2月に結婚していたことも明らかにした。
ブル中野のテレビ出演は10年ぶりだった。しかしそこにいたのは、私たちが知っている「ブル中野」ではなかったのだ。
ブル中野は1983年にプロレスデビューし、その後ダンプ松本と組んだ「極悪同盟」で一躍ブレイクした女子プロレスラーだ。女子プロ時代に付き合っていた男性がいたものの、レスラーであることを反対され続けた。そんなブル中野は、この恋の破局がきっかけとなり極悪同盟に進むことになる。
極悪同盟の知名度が上がったのは、クラッシュギャルズの敵役としてだった。当時のクラッシュギャルズの人気は半端ではない。国民的人気であったのだ。そんなクラッシュギャルズの敵役、極悪同盟は国民を敵にまわしたようなもの。試合の帰りは石を投げられた日もあった。あまりの辛さに、人目を忍んで涙したこともたくさんあった。
しかし彼女は女子プロとして飛躍し続ける。悪役レスラーとしての見た目を演出するために体重を115kgまで増やし、海外進出後、日本人で唯一のWWF女子王座を獲得した。
その後、膝の怪我で引退したブル中野だったが、プロレスがなくなった彼女は抜け殻のようになってしまう。悪役レスラーとして115kgまで太ったものの、引退してしまったら「ただの巨体」だけがそこに残っていたのだ。また「ブル中野」という知名度のせいもあって、引退後も後ろ指をさされ続けてしまう。
そんな辛さを乗り越え今年2月、彼女は50kgもの減量に成功し、ムエタイ選手である青木大輔さんと結婚したのだ。なんともおめでたいことだが、ブル中野はどのような減量方法で50kgも減らすことができたのだろうか。
ブル中野が実践したダイエット方法は、「青」を使ったものだった。「人間は青い色を見ると食欲が減退する」という心理を利用したものだ。青は自律神経に働きかけ、血圧を下げイライラを鎮めてくれるという話がある。暴飲暴食を続けてしまうときは、ストレスなどがきっかけとなってしまう場合も多い。そこで青色の食器などを使い神経を鎮め、暴飲暴食を防ぐというわけだ。嘘か本当かわからないが、ブル中野の現在を見る限り、まんざら嘘でもない気がしてくる。
42歳で幸せをつかんだブル中野だが、それまでの努力や苦労は計り知れない。これからは一人の女性として幸せな道を歩み続けてほしい。
(TechinsightJapan編集部 うずらの珠子)
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