東京・八王子市で、去年12月からネコが刃物で切りつけられる事件が相次いでいることが分かりました。3匹が被害に遭ったとみられ、うち2匹が保護されています。
背中全体におよそ40センチにわたり続く傷跡。鋭利な刃物で切りつけられたものとみられています。右耳の先端も切られています。
「ざっとけがして(切られて)いて、気持ち悪いというか、怖いぐらいだった。正視できなくて」(保護した人)
この女性は先月、八王子市の自宅近くで傷ついたネコを見つけました。ネコはおびえた様子で衰弱していたことから、すぐに動物病院に連れて行きました。30針以上を縫いましたが無事に回復し、今月17日に退院したということです。
「あそこまでひどいのは初めて。鋭い刃物みたいなものではないかと思うんですけど」(診察したとちのき動物病院 佐藤眞一 院長)
八王子市で、野良猫の去勢手術などを進めている市民団体によりますと、現場周辺ではこのネコを含め、去年12月から3匹のネコが刃物で切りつけられる被害が相次いでいて、うち2匹が保護されたということです。
「小さい動物を捕まえて虐待。許せない」(保護した人)
警視庁もこの事実を把握していて、動物愛護法違反の疑いで調べています。(22日17:57)