台湾の文化センターが開設 故宮展実現を後押し台湾の台北駐日経済文化代表処(駐日代表部に相当)に21日、「台北文化センター」がオープンした。日台の文化交流を促進するのが狙いで、今後は、台北の「故宮博物院」が所蔵する美術品の、日本展示会実現に向けて準備を進める方針。 日華議員懇談会の会長で、新党「たちあがれ日本」の平沼赳夫代表も式典で、美術品貸し出しを受けるための法律を、議員立法で来月初めにも超党派で提出する考えを明らかにした。 日台関係者によると、日本展示について早期開催で一致。しかし日本側に、海外から借り受けた美術品保護を担保する法律がなく、台湾側は中国が美術品差し押さえを求めてくるのではないかと懸念している。 同センターは台湾行政院(内閣)文化建設委員会が主宰。ニューヨーク、パリに続く開設で、アジアでは初。馬英九総統が2008年の総統選で公約の一つとして掲げていた。台湾の芸術家の日本公演なども後押しするという。 【共同通信】
|