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高速新料金、法案成立後に見直し 対立回避で決着先送り

(04/22 21:47)

 鳩山由紀夫首相は22日、6月導入予定の高速道路の上限料金制について、前原誠司国土交通相の意向を踏まえ関連法案審議中は見直さないものの、成立後に引き下げの方向で調整する方針を固めた。法案審議前に政府と党が対立する事態になれば、政権運営に影響すると判断、決着を先送りしたもので、首相の指導力が問われそうだ。

 首相は22日夜、官邸で記者団に「国会で真剣に議論し、もし見直しが必要であれば、その結論を見いだすということだ」と述べた。

 前原氏も同日昼、首相と平野博文官房長官に会った際に(1)9日に発表した料金制度は現時点では見直さない(2)法案の速やかな審議、成立を図る(3)新たな料金の在り方は国会の審議を踏まえ国交省で総合的に検討する―との方針を確認しており、成立後の修正には柔軟に対応するとみられる。

 この方針について民主党幹部は「現時点では見直し作業を行わないが、国会審議を経て変えるということだ」と指摘。小沢一郎幹事長も平野氏の報告を了承した。

 平野氏は22日午後の記者会見で「結果として(見直しは)あり得るかもしれない」と認め、見直した場合に6月実施がずれ込む可能性に言及した。

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