スポンサー疑惑:検察、真相究明委を立ち上げへ

 大検察庁(日本の最高検察庁に相当)は21日、慶尚南道の建設会社の元代表J氏(51)が、「25年にわたり、検察官60-70人のスポンサーを務めた」と主張したことに関し、外部の人物を加えた「真相究明委員会」を立ち上げ、事実関係について確認する方針を打ち出した。

 金畯圭(キム・ジュンギュ)検事総長はこの日午前、大検察庁の幹部会議を開き、民間人を委員長とし、全委員の3分の2以上を外部の人物とする真相究明委員会を立ち上げるとともに、大田高検の蔡東旭(チェ・ドンウク)検事長を団長とする調査団を設置するよう指示した。真相究明委員会の委員は8-9人とし、また調査団は現職の検察官で構成する方針だ。

 金検事総長は、「情報提供者の話が事実だとすれば、検察としては非常に恥ずかしいことだ」と述べた。また、李貴男(イ・グィナム)法務部長官もこの日、「哨戒艦『天安』の沈没事故という国家的な重大事件を受け、全国民に心配をかけている中で、このように物議を醸すことは、まったく面目が立たないことだ」と語った。

李明振(イ・ミョンジン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る