世論調査:セマウル運動40周年、国民の評価は?(上)

 韓国国民は、大韓民国政府樹立後の国家発展に大きな影響を及ぼした「よい政策」としてセマウル運動(農村振興運動)を挙げた。本紙は今年、セマウル運動40周年を迎えるに当たり、嶺南大の朴正熙(パク・チョンヒ)リーダーシップ研究院と合同でリサーチ・アンド・リサーチに依頼し、セマウル運動の評価に関する世論調査を実施した。

セマウル運動に対する評価

 今からちょうど40年前の1970年4月22日、朴正熙元大統領(当時)は干ばつ対策を論議するため招集した地方長官会議で、セマウル運動の構想を明らかにした。その後、勤勉・自助・協同の精神に基づいて韓国近代社会の成長を導いたセマウル運動が、1948年の政府樹立から現在まで、「国家発展に大きな影響を及ぼした政策」として最も多く(59.1%)の回答を得た。

 次いで経済開発5カ年計画(46.8%)、電子産業育成(27.1%)の順となった(複数回答)。韓国経済が飛躍的に発展した時期について尋ねる質問でも、セマウル運動が始まった1970年代(33.8%)が最も多く、次いで80年代(29.1%)、90年代(13.9%)となり、2000年代は7.6%にとどまった。

 また、回答者のほぼ全員(95.8%)が、セマウル運動が「国家発展に寄与した」と評価しており、「自分や親たちの生活改善に寄与した」という評価も81.2%に達した。「セマウル運動」から思い浮かぶものとしては、朴正熙元大統領(37.8%)、セマウルの歌(14.5%)、勤勉・自助・協同(12.2%)、「やればできる」という自信(7.7%)、早朝清掃(7.1%)などが挙げられた。

1972年4月、春風にセマウルの旗がなびく中、農民たちが村の道路の拡張作業を行っている。アンケート回答者のほぼ全員(95.8%)が、「セマウル運動が国家発展に寄与した」と評価した。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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