哨戒艦沈没:デマ流した自称海軍将校を書類送検

 ソウル警察庁サイバー犯罪捜査隊は21日、現役海軍将校の名をかたり、インターネット上に哨戒艦「天安」沈没に関し虚偽の内容を流布した容疑で、23歳の男を書類送検した。

 警察によると、この男は3日から7日まで、検索サイトの掲示板に、「自分は昨年10月に海軍納品に関する不正について『良心宣言』をしたキム・ヨンス少佐だ」と詐称、「『天安』は攻撃されたのではなく、内部に問題が起き、十分な対処ができず沈没した」という内容の書き込みを7回掲載した容疑。

 この男は「キム・ヨンス少佐が『良心宣言』した」というタイトルで、「海軍本部の指揮統制室で訓練していたが、船が浸水したようだと連絡があった。ペンニョン島では海兵隊も訓練していたが、海洋警察庁に救助を求めた」と書き込んだ。また、「国防部から受ける被害も甘受し、真剣に書いた」と、まるで自身がキム少佐であるかのように装い、「書き込みは虚偽だ」と指摘したメディアに対しては「法的対応を検討する」と脅しをかけたとのことだ。警察は、キム少佐がこの書き込みを掲載していないことを確認し、検索サイトへのアクセス記録を追跡、この男を摘発した。この男は「北朝鮮の攻撃で『天安』が沈んだという人がいるので、そうではないと思い、書き込みをした」と供述しているという。

チェ・ソンジン記者

【ニュース特集】哨戒艦「天安」沈没

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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