LG化学73%増益=1-3月期決算

 LG化学が20日発表した2010年1-3月期決算は、売上高が前年同期比32%増の4兆4231億ウォン(約3690億円)、営業利益が同34%増の6524億ウォン(約540億円)、最終利益が同73%増の5177億ウォン(約430億円)となり、市場予測をはるかに上回った。売上高は四半期ベースで過去最高、営業利益は昨年7-9月期(6969億ウォン)に次ぐ過去2番目の水準に達する「サプライズ業績」だった。

 証券業界は、売上高を3兆6000億-4兆4960億ウォン、営業利益を4570億-5800億ウォンと見込んでいた。決算内容は売上高が予想レンジの上限に近く、営業利益は予想レンジを上回った。

 同社関係者は、1-3月期の好業績について、ポリ塩化ビニル(PVC)価格の上昇、ABS樹脂の対中輸出増加など、石油化学部門が好調で、情報電子素材部門でも成長が続いたと説明した。4-6月期に関しては、「石油化学部門が需要期を迎えることに加え、世界的な景気回復による需要増で高い収益性の維持が見込まれる。情報電子素材部門もIT需要の高まりで業績改善が続く」と見通した。

チョ・ジュンシク記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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