李舜臣生誕465周年、清渓川に「紙の亀甲船」

 壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の際に活躍した李舜臣(イ・スンシン)の生誕465周年を記念し、今月23日、ソウル・清渓川に紙で作った亀甲船(壬辰倭乱の際に活躍した、亀をかたどった形の軍艦)の模型が浮かべられる。ソウル市中区は19日、「“紙の文化財団”の協力を得て、特別に製作した全長2メートルの亀甲船の模型2隻を、清渓川の毛廛橋-広橋の間に、午前10時50分から10分程度浮かべ、また小・中・高校生や地域住民が参加して、亀甲船の模型によるレースを行う方針だ」と発表した。

 亀甲船の模型の竜頭(竜の頭を模した装飾)には煙幕弾を装てんし、白い煙を吐きながら航行する予定だ。その後、中区内の12の小学校の児童たちが、紙や木、発泡スチロール、ペットボトルなどのリサイクル素材で作った亀甲船の模型によるレースを行う。レースの終了後には、市民や児童・生徒たちが、紙で作った5色の船の模型1000個を清渓川に浮かべるイベントも行われる。

 また、中区文化院は、児童・生徒たちがリサイクル素材で作った亀甲船の模型のうち、アイデアやデザインが優れた作品を選び、今月21日から23日まで、同院の芸術文化ギャラリーに展示する。さらに、25日から28日には、忠武アートホールで「忠武公・李舜臣記念詩・書画招待展」を開催し、李舜臣の誕生日である28日は、午前11時から明宝劇場交差点で「忠武公誕生記念茶礼(韓国式の茶道)」が行われる予定。中区のチャン・ソンサム文化体育課長は、「今年は哨戒艦『天安』の沈没事故に伴う国民的な追悼ムードを反映し、忠武公誕生祝賀パレードは中止することにした」と話した。

金城敏(キム・ソンミン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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