教員リスト公開の議員HP、3時間でサーバーダウン(上)

「うちの子の先生も?」

 ハンナラ党の趙全赫(チョ・ジョンヒョク)議員が19日午後、教師22万2479人からなる教員団体(教員労働組合)の加入名簿現況を自身のホームページ(http://educho.com)に公開したことからアクセスが殺到し、名簿掲載から約3時間でサーバーがダウンする事態になった。名簿公開に保護者らが大変高い関心を示した結果だ。趙議員側は「予想を上回る爆発的な反応だった。サーバーを増強し、明日から保護者らが自由に検索できるようにする」と話している。

 2008年から、学校別教員団体の加入人数は「学校通信」ホームページ(http://schoolinfo.go.kr)で公開されていたが、教師個人の所属団体が公開されたのは今回が初めてだ。

 44歳の保護者は、「うちの子の先生がどんな方か知りたいのが親心では。インターネットで記事を見てすぐにアクセスし、高1の娘と中2の息子の担任教師の名前を検索してみた」と話す。

 保護者団体はおおむね肯定的な反応を示している。「学校を愛する保護者の集まり」のチェ・ミスク代表は、「塾では講師たちの出身校や経歴をすべて公開しているが、学校だけはずっと閉鎖的だった。所属教員団体にとどまらず、教師の出身校まで公開すべき」と主張している。

 しかし、各教員団体は強く反発している。「教員の所属団体は、法律で保護されるべき個人情報なのに、勝手に公開され、自己決定権が侵害された」ということだ。韓国教員団体総連合会(韓国教総)のキム・ドンソク広報担当は、「仮処分決定に抗告する形で、いくらでも合法的にできたが、なぜ、あえて裁判所の決定に逆らってまで公開しなければならなかったのか疑問。教師個人の権利を侵害したことに責任を取るべき」としている。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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