哨戒艦沈没:国防長官「物証が全くないわけではない」

 金泰栄(キム・テヨン)国防長官は19日、哨戒艦「天安」沈没事故の原因について、「物証が全くないわけではない。船には不自然な点があることから、見当を付けられるものはそれなりにあり、細かい部品を探して明確な物証を得るつもりだ」と語った。天安は左舷下部から衝撃を受けたが、右舷上部構造物に大きな破損が発生しており、こうした不自然な点は、魚雷または機雷の水中爆発で引き起こされた典型的な現象だ-という点を指摘したものと見られる。

 金長官はこの日、国会国防委の全体会議に出席、「現在、現場調査の結果では外部爆発の可能性が極めて高く、機雷または魚雷ではないかと推定できるが、物証が限られているため、現時点では永久に未解決となる可能性もある」と語った。しかし同時に、「永久に未解決の事件にはせず、原因を明らかにできるよう、最善を尽くしていく」と述べた。また、軍民合同調査団長を務める合同参謀本部のパク・チョンイ戦略発展本部長は、「天安関連の破片155点を追加で回収し、分類作業を行っている」と語った。

イム・ミンヒョク記者

【ニュース特集】哨戒艦「天安」沈没

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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