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鈴木、7年ぶり一発は逆転弾=2番手捕手が4安打6打点−プロ野球・オリックス

鈴木、7年ぶり一発は逆転弾=2番手捕手が4安打6打点−プロ野球・オリックス

 いつもは目立たないプロ13年目の細身の捕手が、この夜は主役だった。3二塁打、1本塁打で、4安打6打点。オリックスの鈴木は「まぐれが続くものですね」と照れた。
 2打席連続で二塁打を放った後、1点を追う六回1死二、三塁での第3打席。バットの先でとらえた打球はスタンドぎりぎりへ飛び込んだ。逆転3ラン。近鉄時代の2003年3月30日以来、実に7年ぶりの一発だった。
 本塁打はプロ通算3本目。だが、これだけで終わらない。また、1死二、三塁で迎えた第4打席も二塁打。リードを4点に広げた。4安打とも引っ張って、左中間へ。「どっちに打つかは決めなかったけど、何とか当てて自分のスイングにしたかった」。チームでは2番手捕手という立場。「打つ方は考えてなかったな」と岡田監督も驚いた。
 1軍に昇格したばかりの迎が、終盤に2度バントを成功させ、1死二、三塁と当たっていた鈴木がかえす形をつくったのも見逃せない。好調なカブレラが欠場した中で2夜連続の逆転勝ち。貯金を二つとした岡田監督は「無死から塁に出て、送ることで投手に重圧を掛けられる」。つながった打線に満足げだった。(2010/04/21-23:43)


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