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34歳鈴木、逆転3ランなど6打点オリックス 8―4 日本ハム 出番に飢えていた脇役が、たまっていたエネルギーをはき出した。今季3度目の先発となったオリックスの捕手・鈴木が、この夜は主人公だった。 プロ初の4安打。アマチュア時代にも記憶がないという1試合6打点を稼いだ。二回に適時二塁打。六回には、自身7年ぶり、通算3本目の本塁打となる逆転3ランを浴びせた。八回、得点機に歓声を浴びながら打席に入り、2点二塁打。すべて左中間への打球で、いつもは冷静な34歳が「(相手は)次から、あそこを守るんちゃう?」と珍しくはしゃいだ。 先発の山本が防御率7点台だから、流れを変えようと岡田監督が先発マスクをかぶらせた。リードには定評があり、守りだけが期待された。鈴木は「打てる選手じゃないから。でも、まぐれは続くものですね」としみじみ振り返った。 東北福祉大から中日に入団し、近鉄、オリックスと渡り歩いたが、ずっと控えに甘んじた。足が速く「代走要員」でもいいからと、チャンスにしがみついた。「昨年から、(打撃コーチの)水口さんと相談しながら、ずっと練習してきた」。ようやく苦労が報われた。 ベテランの底力がチームの支えになっている。プロ13年目。京セラドームに、渋い人間ドラマがあった。 (北谷圭)
(2010年4月22日 読売新聞)
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