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毒ギョーザ事件:日中警察会議が終了 捜査協力継続を確認

 中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、日中両国の警察当局による情報交換会議は22日、2日間の日程を終えた。中国側は07年12月~08年1月に千葉、兵庫両県で発生した3件の被害について、天洋食品の元従業員、呂月庭容疑者(35)を「危険物質投与」の罪で起訴する方針であることを日本側に伝えた。

 日本側は、呂容疑者の供述や捜査状況に関する中国側からの説明を「合理的な内容」と評価。起訴に向け、捜査協力を継続することを確認した。

 注射器でメタミドホスを製品に注入したという呂容疑者の供述に対し、包装袋に注射針の跡がなかったケースがあるという「矛盾点」については、今後の捜査の課題として残った。福島県で回収された製品からジクロルボスが検出された問題は、会議での情報交換の結果、呂容疑者との関連は薄いとの見方で一致した。警察庁はジクロルボスが混入した経緯について「日本国内も含めた捜査が必要」としている。【鮎川耕史】

毎日新聞 2010年4月22日 20時47分(最終更新 4月22日 21時30分)

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