NHK沖縄県のニュース　沖縄放送局

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戦跡保全１フィート運動要請

沖縄戦の記録フィルムを集めて上映などをしている１フィート運動の会が県議会を訪れ、遺骨収集などの戦後処理を国の責任で行うよう県から働きかけてほしいと要請しました。
要請したのは１フィート運動の会の６人で、福地代表が（ふくち）県議会の高嶺善伸議長に（たかみね）要請書を手渡しました。
要請では４０００体以上残されているといわれる沖縄戦当時の遺骨の発掘調査と収集を国の予算で行うことや公共工事に限らず、民間の工事で見つかった不発弾についても、国の負担で磁気探査や処理を行うこと。
それに戦跡を文化財に指定したり、調査や修復を急ぐことなどを求めています。
要請を受けて高嶺議長は、「不発弾については、沖縄がアメリカの施政権下にあったころ、本土では徹底的に調査が行われ処理されたが、沖縄は手つかずのままだった。この要請をきっかけに、政府にきちんと要求するための議論を県議会で深めたい」と前向きな姿勢を示しました。
要請した１フィート運動の会の石川元平副代表は（いしかわ・げんぺい）「普天間基地の問題もそうだが、きょうの要請はすべて沖縄戦の延長線上にある問題だ。議長の前向きな発言に心強いものを感じている」と述べ、今後の議会の対応に期待を寄せていました。

04月22日　18時47分

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