幼児教育

ガイド:上野 緑子

幼児教育を現場レベルで実践してきたガイドがママのお悩みを解決していきます。

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掲載日: 2010年 04月 21日

実践できる!子どもを上手にほめる方法

「子どもはほめて育てよう」と、よく言われますが、皆さんは普段お子さんをどのようにほめていますか?どのようなとき、ほめていますか。大人でもほめてもらうと、嬉しくなって、やる気が出てきますよね。

例えば、夕飯のおかずを「これ、おいしいね!」と家族にほめてもらうと、「よし、次も頑張るぞ!」という気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。子どもは素直ですから、ほめられたことを大人以上に素直に受け入れて、行動や態度が変わり、成長につながります。

こどもはほめられることにより、自分の存在感を実感します
悪いところを注意するのではなく、良いところを伸ばすことにより、悪いところも良い方向にもっていくことができるのです。

また、子どもはほめられることにより、頼られて嬉しい気持ちになり、人の役に立つのが嬉しいと感じ、自分の存在感を実感します。それが大きな成長へとつながります。

しかしながら、日本では、ほめる文化が一般的ではないため、ほめて育てることになれていない親が多いようです。それは、自分自身、ほめて育てられなかったことで、「ほめることがいいとはわかっていても、ほめ方が分からない。どのような時にほめればいいのかわからない。」という方もいらっしゃるようです。

では、どのような時に、どのようなことで、ほめればいいのでしょうか。

普段している当たり前のこともほめる

家事や育児に忙しく、ついつい子どもの良くないところばかりが目につき、叱ってしまい、ほめることの方が少なくなってしまうときもありますね。でも、よく考えてみると「できること」は当たり前で、「できないこと」にばかり目が行きがちになっていませんか?

ときには、子どもが普段していて「当たり前のこと」も取り上げてほめてください。 「朝、元気にご挨拶できたね。」「残さず、全部食べられたね」というふうに。

感謝の気持ちを伝えるだけでもかまわない

また単に子どもが何かしてくれた時、例えば小さい弟や妹が泣いているのを教えてくれたり、頼みごとをしてくれた時などに「ありがとう。助かったわ。」と感謝の気持ちを伝えるだけで、子どもは、ほめられた、役に立てたという気持ちになり、次もほめられたい、役に立ちたいという前向きな気持ちになれるのです。これだと今日からでも実践できるのではないでしょうか。
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