日本ハムの中田翔内野手(21)が21日、イースタン・巨人戦(鎌ケ谷)の守備中に左ひざを痛め途中交代した。その後、都内の病院で検査を受け「左ひざ半月板損傷」と診断された。手術の場合、復帰まで1カ月を要するという。
痛恨のアクシデントが起こったのは四回。左飛を捕球後、二塁に送球した際「二塁方向に体を切り返した時にやった。投げた瞬間、動けなくなった」。ひざの故障は野球人生で初めてという。
1軍のオリックス戦後、京セラドームで中垣チーフトレーナーは「痛みが引くかどうか。2、3日様子を見ながら、医師と相談して手術をするかどうか決める」と説明。痛みが引けば1週間から10日で復帰できるが、痛みが引かなかった場合は手術し全治までは1カ月かかる見込みだ。
中田は3年目の今季、自身初の開幕1軍を果たしたものの、打率・195と低迷。結果を残せず19日に出場選手登録を抹消された。この日が降格後、2試合目の2軍戦出場。出直しを誓った矢先の故障は、本人にとってはあまりにも痛い。
(2010年4月21日)