鳩山首相元秘書に有罪=禁固2年、猶予3年−偽装献金事件・東京地裁
4月22日15時8分配信 時事通信
鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」をめぐる偽装献金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪に問われた元公設第1秘書勝場啓二被告(59)の判決が22日、東京地裁であり、平木正洋裁判長は「政治活動の公明に対する国民の信頼を著しく損ねた」として、禁固2年、執行猶予3年(求刑禁固2年)を言い渡した。
判決後、勝場被告は「判決を厳粛に受け止め、改めて心からおわびする」とのコメントを発表。弁護人は控訴しない意向を示し、有罪判決が確定する見通し。
平木裁判長は「長年、政治の世界に身を置きながら、収支報告書の重要性を考慮せず、犯行を繰り返したのは遺憾」と指摘。「鳩山氏に集金力がないと思われたくなかった」と供述した動機について、「被告のために有利な事情に当たらないことは明らか」とした。
実態と懸け離れた報告書が公開されたことについて、「国民の信頼が損なわれ、政治への不信感が醸成されることも懸念される」と批判し、「刑事責任は軽視できない」と述べた。その上で、起訴内容を認め反省しており、公設秘書を解任されている点などを、執行猶予の理由として挙げた。
勝場被告は3月29日の初公判で起訴内容を全面的に認め謝罪。弁護側は「原資は議員本人や母親の資金で、悪質ではない」として、執行猶予付き判決か罰金刑を求めていた。
判決によると、勝場被告は2008年までの5年間に、実際には献金していない人の名前を寄付者欄に記載するなどして、同会と関連政治団体の政治資金収支報告書に総額約4億円の虚偽記載をした。
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判決後、勝場被告は「判決を厳粛に受け止め、改めて心からおわびする」とのコメントを発表。弁護人は控訴しない意向を示し、有罪判決が確定する見通し。
平木裁判長は「長年、政治の世界に身を置きながら、収支報告書の重要性を考慮せず、犯行を繰り返したのは遺憾」と指摘。「鳩山氏に集金力がないと思われたくなかった」と供述した動機について、「被告のために有利な事情に当たらないことは明らか」とした。
実態と懸け離れた報告書が公開されたことについて、「国民の信頼が損なわれ、政治への不信感が醸成されることも懸念される」と批判し、「刑事責任は軽視できない」と述べた。その上で、起訴内容を認め反省しており、公設秘書を解任されている点などを、執行猶予の理由として挙げた。
勝場被告は3月29日の初公判で起訴内容を全面的に認め謝罪。弁護側は「原資は議員本人や母親の資金で、悪質ではない」として、執行猶予付き判決か罰金刑を求めていた。
判決によると、勝場被告は2008年までの5年間に、実際には献金していない人の名前を寄付者欄に記載するなどして、同会と関連政治団体の政治資金収支報告書に総額約4億円の虚偽記載をした。
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最終更新:4月22日17時3分
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