こんにちは、堀田通店の中村です。 僕は現在、こちらのグローブを試用しています。
2月と言う寒い時期ではありますが、皆さんは自転車に乗る時、どんなグローブをしていますか?
OGKカブトのウィンターグローブで、その薄さと防寒性を売りにしています。
その薄さは、OGKカブト防寒グローブ中最も薄いとのことです。
しかし、あれですよね。普通に考えれば薄いのと防寒性と言うのは相反するもの。
本当に、ウィンターグローブとして大丈夫なのでしょうか。
そしてその薄さとは、どのくらいのものでしょうか。
実際に使ってみて、体験してみました!
まずは防寒性についてです。
とある晴れた日の僕の通勤時間、気温は8℃でした。
平均時速30km/hで走行する僕の状態だと、素手だとさすがに悴んでしまい、直ぐにギブアップをしてしまいます。
それがこのグローブを装着すると、その冷たさは感じないほどになります。
それどころか、気温8℃では使っているうちにグローブの中が暖かくなって少し汗をかきます。
次に気温5℃ではどうでしょう。名古屋での冬の夜や、寒い日の昼間の気温です。
この気温でも何と、このグローブで平気でした。
もちろん多少の冷気は感じたりはしますが、指先が悴んで感覚がなくなるなど、そういったのはありません。
正直、このグローブをなめていました。
次に0℃ではどうでしょう。
…と、言いたいところですがこのグローブを手に入れてから0℃を切る日がなかったので、この日の約3℃で。
ここまで来ると出だしはやっぱり冷えます。それなりに中は冷たくて、外して頬を触るとかなりひんやりする位です。
しかし、10km程走行して体も温まってくると、その冷えも改善されるほどの温かさです。
ちなみに、同じくOGKで販売されているウィンターグローブでホットグローブというのがありますが、これだと0℃はどうでしょうか。
以前氷点下の時にも使用はしましたが、さすがに発熱&保温素材を使用しているだけあり、その名の通り暖かいです。
0℃以下でも走っている間はしっかりと手を温めてくれるグローブです。
もちろん、体感できるかは個人差がありますけどね。
さすがに暖かさではホットグローブに勝つことはできなかったですが、
このグローブの真価は防寒性ではなく、その薄さにやはりあると思います。
メーカーも推して出すほどの薄さ、それが一体どれほどのものなのか。
写真も交えてちょこっと比べてみましょう。
まずは今回の薄型グローブです。
これだけだとあまりわかりませんので、ホットグローブの写真と比べてみましょう。
並べて撮影…
親指の辺りや、他の指付近でも見えてわかるほど、生地の厚さに違いがあります。
実際にはめてみると良くわかるのですが、薄型の方は軽く、自由自在に指を動かすことができます。
ポケットに手を入れてカギを取り出し、家のカギをかけることもできました。
対してホットグローブですが、その分厚さの分自由度は大きく失われます。
ジャンケンの様な単純な動きをするのにも少し抵抗を感じ、かつ上手く正確に動かすことはできません。
そうですね、例えるならば薄型の方は普通の長指のグローブをインナーグローブをつけて装着した感覚、
ホットグローブの方は、少し薄めのスキーグローブという感覚です。
うーん、毎度僕の例えってわかりにくいですね(笑)
しかし、この厚さの違いがどんな影響を及ぼすのか。それは実際に走っている時にわかります。
薄型の方は、手の動きをかなりダイレクトにハンドルやレバーに伝えることができます。
もちろんSTIレバーの操作においても、誤操作することなくしっかりと操作できます。
対してホットグローブは生地が厚くごわごわしている分、正確な操作が難しくなります。
特にSTIを操作する時に、ワイヤーリリースをしようとするとレバーを一緒に動かしてしまい、巻き上げ動作もしようとしてしまいます。
普段の操作でも、グローブをはめたまま自転車ににカギをかけようとはしましたが、
薄型では割と楽にできるのに対して、ホットグローブではまずポケットに手が入りません(笑)
当然、カギをかけようにも鍵穴の位置が上手く定められずにいました。
あとはちょっとした時に携帯をいじることってありますよね。
でも、そういった時にグローブを外して操作していると冷えませんか?
かといってグローブをしたままだと操作がしにくい…何てこともよくありますよね。
でも、この薄型グローブなら随分と楽に操作できます。
(当然ですが走行中の操作は危険ですので行わないようにして下さい)
まあ、これで何が言いたいかって言うと、携帯も操作できるくらいの薄さとダイレクト感ですよってことです☆
あとは地味に役に立つのは、ポケットに入れたりするときに、生地が薄い分圧迫しないんです。
普段用やちょっとしたサイクリングに出かけた時の目的地をぶらぶらする時などは、これは嬉しいです。
多くの方は、冬に自転車に乗るといっても昼のトレーニングや普段使いが中心ではないでしょうか。
かなり寒い夜や雪の街で乗るのなら少し力不足ですが、そうでなければ十分な暖かさです。
最高レベルではないもののしっかりとした保温性と、最高レベルの薄さを備えたこのグローブ、
冬の昼のトレーニングや、普段の軽いサイクリングなんかにどうでしょうか?
text 堀田通店 スタッフ 中村
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