福岡県警は7日、女子中学生に児童買春をしたとして、北九州市小倉北区緑ケ丘1、同県警小倉北署地域課巡査部長、近松純一容疑者(31)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕した。強制わいせつなど、今年に入って性犯罪絡みで逮捕された同県警現職警官は3人目。
容疑は、昨年11月22日午後4時半ごろ、福岡県大牟田市のホテルで携帯電話の交流サイトで知り合った同市内の女子生徒(14)に現金を渡してみだらな行為をしたとしている。「警察官として非常に悪いことをした」と認めているという。
県警監察官室によると、昨年12月に女子生徒の母親が県警大牟田署に相談し、生徒の話などから近松容疑者が浮上した。生徒は「援助交際を求める書き込みをした。1万数千円を受け取った」と話しているという。近松容疑者は事件当日は非番だったという。
県警では、2月と3月に警務課警部(50)と、小倉南署巡査部長(31)が強制わいせつ容疑で逮捕・起訴された。県警の真田稔警務部長は「警察官として言語道断の行為であり厳正に処分する。県民に深くおわび申し上げます」とのコメントを出した。【島田信幸】
毎日新聞 2010年4月7日 西部夕刊