高速料金の割引維持=党に配慮、道路整備にも充当−鳩山首相
(時事通信) 4月22日(木) 14:03:30
鳩山由紀夫首相は22日午前、民主党の要望を受け高速道路の新料金制度を再検討することに関し「(道路)建設と割引はそのままに、無料化の方向と矛盾せず、(党と政府の)双方が理解できる形で決着させたい」と述べた。首相の発言は、党側の求める財源の一部を道路整備に充てる方針は維持しつつ、割引制度の維持を含め利用者の料金負担を増やさない方向で調整する考えを明らかにしたものだ。首相官邸で記者団の質問に答えた。
首相は「党の皆さんも国民の声を大事にするという立場から、(新料金制度を)見直した方がいいとの話をいただいた。政策は政府に一元化する流れだから、政府が引き取って見直そうとなった」と述べ、内閣への政策一元化の方針に矛盾しないとの認識を強調した。
首相はこの後、前原誠司国土交通相と首相官邸で会い、対応を協議。会談後、前原氏は記者団に「現時点では見直しは行わない」と述べた。同時に、新料金制度の導入に関連した道路財政特別措置法改正案に言及、「国会での審議を踏まえ、国交省で総合的に判断する」と述べ、同案の成立後に新料金制度の扱いを最終判断したいとの考えを強調した。
[時事通信社]
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