米政府 ＧＭの融資返済を歓迎

ＧＭが融資分の残額を計画より前倒しで返済したことを受けて、アメリカのガイトナー財務長官は声明を発表し、「ＧＭが予定より前倒しで融資を返済したことに勇気づけられる。国民の税金が戻ってくるだけでなく、数多くの雇用が守られたことになり、前進している」と歓迎しました。

また、ホワイトハウスのサマーズ国家経済会議委員長は、ＧＭやクライスラーの再建に関する報告書を発表し、去年７月以降、自動車産業全体で新たに４万５０００人の雇用が生まれたことや、金融危機の影響で滞っていた自動車ローン市場が正常化しつつあることを指摘しました。そのうえで、「こうした改善は偶然ではない。オバマ大統領と自動車メーカーが下した厳しい決断により、自動車産業をよい方向に転換させ、雇用を守ることができた」とコメントし、オバマ政権の政策の成果としてアピールしました。