岡本真夜“盗作”余波でアルバム発売延期　話題曲「そのままの―」を追加

　中国・上海万博のＰＲソング盗作疑惑騒動の余波でシンガー・ソングライター岡本真夜（３６）のデビュー１５周年記念アルバム「Ｍｙ　Ｆａｖｏｒｉｔｅｓ」が発売延期されることが２１日、分かった。発売元のクラウンレコードが発表した。

　同社では、アルバムを５月１０日に発売する予定だったが、同２６日に延期することを決めた。盗作騒動の渦中にある岡本のヒット曲「そのままの君でいて」が、アルバムの収録曲に入っていなかったが、同社にファンの要望が多数寄せられたため、急きょ同曲を収録曲に加えるため、商品を作り直して発売することにした。

　１９９７年にシングル発売された同曲は、今年４月中旬に盗作疑惑が浮上、にわかに再び注目を集めた。その後、メディアの連日の報道と同調するように、「着うたフル」など、国内のさまざまな音楽チャートでランキングが急上昇。同曲が収録されたベストアルバムのＣＤ「ＲＩＳＥ　１」も再び売れ始めている。

　５月２６日発売のアルバムには「そのままの−」のほか「Ｌｉｆｅ」など全１７曲が収録される。発売直前に、異例の措置をとった同社の担当ディレクターは「選曲の段階で最後まで入れるか、入れないか、迷っていた曲です。多くのファンの方からのメッセージに背中を押されて収録させていただきました」と話している。