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【格闘技】18歳翔太よ K−1の星つかめ2010年4月22日 紙面から
新設されたK−1ワールドMAX63キロ級トーナメント第1ラウンド(5月2日、JCBホール)で、麻原将平(25)と対戦する嶋田翔太(18)が都内のジムで練習を公開。22人の出場選手中、最年少の嶋田の口から、いきなり、“V宣言”が飛び出した。 恐れるものはない。嶋田が言い放った。 「プレッシャーは全くない。イケイケでいく」 5月2日の第1Rには各団体の王者クラスがズラリ22人エントリーしているが「どこまで通用するか楽しみ」と臆(おく)するところがない。第1Rの勝者11人の中から選ばれた8人が7月の決勝大会へ。一夜で初代王者を決める。勝ち進めば、このクラスで最強の呼び声が高い09年Krushライト級GP王者山本真弘(26)との対戦もあり得るが「かなり強い。あこがれの人」と持ち上げつつ「面白いかも。勝ったらヤバイ」とニヤリだ。 嶋田父子は格闘技界のリアル「巨人の星」と知られている。空手家であり、プロのキックボクサーでもあった父・裕夫さん(49)から小学校低学年のころから星一徹ばりのスパルタ教育を施された。最初はイヤイヤやっていた嶋田だったが、小学高学年になって、試合で勝ち始めて楽しさを覚えた。 現在、立正大学の1年生。周りは、やれコンパだサークルだとキャンパスライフを謳歌(おうか)中だが、嶋田は「ボクには関係のない世界」と、父が塾長を務める嶋田塾で週5日、夜の7時から11時まで猛特訓に明け暮れる。 「今年は負けなしでいく」と事実上のV宣言をした息子に「なんとかなる。同じ人間同士。相手も手が6本もあるわけじゃない」と豪快に笑う父。最年少男がダークホース的存在に躍り出た。 (竹下陽二)
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