＜イラスト・平田　久美子＞

◆　２０歳以上の既婚女性を対象に実施　◆

　夫が料理上手で後片付けもする家庭は夫婦関係が円満−。インターネット調査会社「マクロミル」が、２０歳以上の既婚女性を対象に実施した調査でこんな実態が明らかになった。自分が作った料理に対する夫の一言にカチンときたことのある妻はほぼ半数で、世のお父さんは何気ない一言にもっと気を配った方がよさそうだ。

◆　料理上手な夫が仲良しの条件　◆

　調査はマクロミルが４月にネットを通じて実施し、５１６人から回答を得た。

　自分の料理に対する夫の一言で妻がカチンときた“禁句”は「おかずこれだけ？」がトップ（３２・７％）。２位が無言（２９・０％）で、「もうちょっと塩を入れた方がいい」（１９・２％）「おいしくない」（１６・３％）「まずい」（１１・０％）「味見したの？」（１０・６％）までが２ケタで続いた。

　既婚女性の７５・８％がほぼ毎日夕食を作り、５９・５％は「忙しくても夫に手料理を食べさせたい」と考えていたが、４８・５％が「自分の料理への夫の言葉にカチンときた」経験があると回答。調査担当者は「不用意な一言が、夫婦げんかを招きかねない」と指摘している。

　また、夫婦関係について「円満」「どちらかといえば円満」「どちらかといえば円満でない」「円満でない」の４段階で自己評価してもらい、夫の料理の腕についても尋ねたところ、「円満」家庭は３９・０％だった。ただ、「夫は料理が得意」と答えた人だけで見ると６７・６％が「円満」と回答。一方、「夫は料理が苦手」とした場合の「円満」は２８・９％にとどまった。

　夫が「料理や後片付けをする」場合は「円満」が４８・６％。「ほとんどしない」家庭は「円満」が３１・８％だった。

　このデータを虎の巻にして家庭円満を図るか、それとも“もう手遅れ”とあきらめるかはあなた次第−。

[ 2010年4月22日付 ]