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2010年4月21日(水) 19:30 |
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航空便混乱の影響が岡山県内にも
アイスランドの火山噴火による影響が尾を引いています。 21日からヨーロッパ各国の飛行禁止措置は徐々に解除されているものの、影響は様々な形で岡山県内にも影響を及ぼしています。
今月14日にアイスランドで火山の噴火が起きました。 火山灰の影響で、ヨーロッパの各国は17日から飛行禁止措置を続けてきましたが、21日から段階的に制限を解除し世界中の空港で足止めされていた乗客らの移動が再開されました。 しかし、航空便の乱れは、今も様々な形で影響を及ぼしています。 倉敷市のチーズ卸販売店では、チーズはすべてイタリアやフランスなどヨーロッパ各国から輸入されています。 この店では、ヨーロッパの空港が閉鎖された今月17日の最終便でチーズが届いたため、在庫を使ってどうにか注文に対応してきました。 また、20日からイタリア、21日からはフランスの空輸が再開されたということですが、次に商品が到着するのは5月1日の予定で、不安は続くといいます。 一方、岡山市にある貿易商社では、芝刈り機や農産物を運ぶモノレールなど農業用機械をヨーロッパへ販売しています。 この商社は今月17日に、葡萄を運搬するモノレールのエンジンをスイスへ送る予定でした。 噴火の状況は今も不安定です。 空港閉鎖などが長引けば、輸入品などの物流がいっそう滞る可能性もあり、今後われわれの身近な暮らしにも影響を及ぼすことが懸念されます。
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