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2010年4月21日(水) 19:30 |
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岡山県警、カーナビに犯罪情報表示
多発する車上狙いの被害を減らそうと、新たな試みです。 岡山県警は、県内で車上狙いが多発している地点の情報を公開し、自動車メーカーなどと連携してカーナビゲーションでドライバーに注意を促す取り組みを始めました。
画面と音声で、ドライバーに車上狙いの多い場所を知らせます。 岡山県警と連携して、今月から犯罪の発生情報をカーナビゲーションで提供しているのは、自動車メーカーのホンダです。 ホンダ社製の純正カーナビゲーション搭載車で、会員登録をしている人がインターネットと接続して利用できるサービスです。 画面には、去年11月までの1年間に、車上狙いが3件以上発生した岡山県内の344ヶ所がリストアップされます。 その場所に近づくと警告のアナウンスが鳴るよう設定することも可能です。 岡山県内での車上狙いは、去年、1934件発生しました。 そのうちのおよそ半数は、ドライバーが鍵をかけずに車を離れたほんの数分間に、かばんや現金を盗まれるケースです。 また、車のホイールやオーディオ、カーナビなどを盗まれる部品狙いも867件起きており、ドライバーにいかに注意を呼びかけるかが岡山県警の課題となっています。 22日から発売されるこちらのポータブルナビゲーションにも、県警の犯罪発生情報が事前に登録されています。 目的地を設定するときやルート案内中に、ドライバーに注意を呼びかけます。 岡山県警では、今後もこうした情報ツールを積極的に活用し、車上狙いの被害を減らすと共に防犯意識を高めたい考えです。
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