党首討論 鳩山首相、腹案について「地元より、まずアメリカに理解されるかどうか」
鳩山政権になって3回目の党首討論が行われ、鳩山首相は、沖縄の普天間基地移設問題について、5月末の決着に全力を挙げる姿勢を示し、「すべての政策の実現のため、職を賭して頑張る」と強調した。
自民党の谷垣総裁は「ワシントン・ポストであります。オバマ政権の当局者たちの意見によれば、『このショーの最大の敗北者は、哀れで、ますます愚かな鳩山首相だった』と」と述べた。
これに対し、鳩山首相は「私は、愚かな総理かもしれません。昨年の12月において、もし、えいやと、辺野古という場所に新たな普天間の移設先を決めていれば、どんなに楽であったか計り知れません」と述べた。
すると、谷垣総裁は「何ですか、それは! 私はあなたに、もっと使命感を持っていただきたいと思います」と述べた。
さらに谷垣総裁は、普天間移設先として検討中とされる鹿児島・徳之島について、「腹案なのか、違うのか」と問い詰めたが、鳩山首相は「地元より、まずアメリカに対して理解されるかどうかを、水面下でやり取りする必要がある」と述べ、明言を避けた。
さらに鳩山首相は、政治責任について、「すべての政策の実現に向けて、職を賭して頑張ることは言うまでもありません」と述べた。
(04/22 06:18)