県立大野病院(大熊町)で、入院中の80代の男性患者に、別の患者用の抗生剤を誤って点滴していたことが18日分かった。担当看護師が点滴パックに書かれた名前をよく確認しなかったのが原因。男性の容体に変化はないという。県病院局は「事故につながりかねないミスで、再発防止を徹底したい」と話している。
同局によると、14日午前、複数の点滴パックを持って病室を巡回していた看護師が男性に点滴を始めた。家族がパックに別人の名前が書かれていることに気付き、点滴は中止されたが半分ほど投与されたという。【関雄輔】
毎日新聞 2010年4月20日 地方版