(cache) 京都市が「小水力」活用へ エコ発電、温暖化対策にも - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 京都市が「小水力」活用へ エコ発電、温暖化対策にも

     京都市は、地球温暖化対策の一環として、河川や農業用水を活用して小規模な電力を生み出す「小水力」発電導入に向けた本格的な調査を2010年度から始める。

     小水力発電は、ダム開発などを伴わず環境に優しい新エネルギーとして近年、注目が集まっている。市では太陽光発電やバイオマス発電も進めており「小水力発電と3本柱で環境モデル都市にふさわしい取り組みをしたい」と意気込んでいる。

     京都では、既に地元商店などでつくる「嵐山保勝会」が05年12月、約4千万円をかけ観光名所の嵐山・渡月橋の夜間照明用に発電機を数百メートル上流の桂川に設置。全国の自治体から月3、4回、見学者が来るという。

     市によると、小水力発電は、天候に左右される太陽光や風力に比べ、発電量が安定しコストも低い。一方で、水利権の調整や、河川や水路の工事に関する許認可などに煩雑な手続きが必要なため、設置は富山や長野、岐阜など一部の自治体に限られている。

      【共同通信】