生後7日目に遺棄されたアルゼンチンの学生が、SNS「Facebook」を使って母親を見つけ出した。

海外メディアが20日(現地時間)に伝えたところによると、生物学上の母親を見つけ出したのはMauricio Barriosさん(23)。現在は、養子として迎えられた家族とともにコルドバ州に住んでいる。

今年3月、Barriosさんは「Facebook」で“Busco a mi mamá”(お母さんを探しています)というページを立ち上げた。生物学上の母親を探すことを目的に立ち上げたもので、2万5000人が彼を助けようと参加した。

そして、ついに18日(現地時間)、Barriosさんと生物学上の母親は再会を果たした。彼は「お母さんは僕を抱きしめて、謝ってくれた。僕もお母さんに謝って、そして僕を産んでくれてありがとうと言った」と打ち明ける。

また、再会した母親は彼に「妊娠したことは事件だった」と話し、「1987年1月1日に早産の末、病院に置き去りにした」と告白。彼女は現在、既婚だが子供はいないそうだ。Barriosさんは「僕は置き去りにされたわけではない。彼女は7カ月間もお腹のなかで僕を育ててくれたのだから」と生物学上の母親に対する感謝を表現した。