2010-04-20 Tue
報道でも大きく報道されている通り、児湯郡内で牛の口蹄疫(こうていえき)が発生しました。10年前の口蹄疫発生のとき、私は宮崎交通の社員だったのですが、修学旅行などのキャンセルが続発し、大きな影響が出ました。そのときの悪夢がよみがえります。
しかししかし、口蹄疫に罹患した牛が市場に出回ることはないですし、仮にその肉を食べたとしても蹄(ひづめ)のない人間には感染することはありません。特に県外の皆様にはくれぐれもご理解を賜りますようにお願いします。
早速に県は対策本部を設置して、児湯郡選出の議員は地元に入り対応をしています。私も1日ご相談や対応に取り組んでいますが、10年前の経験は多くの方の中に生きているのは感じます。
政府与党の国会議員や県議会の民主党系会派の議員の皆さんが、東国原英夫知事に対して活動をアピールされています。とにかく迅速な行動を期待したいと思います。
発生した畜産農家の名前や場所についても何軒か聞かれました。
私も委細は知りませんのでもちろんお応えしませんでしたが、今回のことについては発生した畜産農家には何の瑕疵(かし・責められるべき点)はありません。ゼロなのです。
いってみれば隕石が降ってきたか大地震が起こったようなものです。
ですから日本中のすべての畜産農家で起こりえたことがたまたま児湯郡で起きたということです。
そして最初に報告した獣医師、それを認めた畜産農家は高く評価されるべきです。
牛の生産農家の方とも意見交換しましたが、自分が手を掛けた牛を自分の手で、肉にも出来ずに処分することは、生産農家にとっては子供を殺すに等しいほど辛いことです、と切々と言われます。
しかしそれを圧してもしっかりご報告いただいたことで、逆にいえばいまこのような体制が取られているのです。その勇気は高く評価されるべきです。
東国原県政4年目に着た最大の試練です。この件についてご相談も多くあるのですが、緊急性のないものは少し待って頂いています。県の当局にいまは必要以上に手を掛けてはいけないと思っています。ご理解を頂ければありがたく思います。
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