2010年04月19日
【JBL】リンク栃木優勝の影響はいかに?
テーマ:バスケ
日本トップリーグであるJBLのシーズンはリンク栃木ブレックスの優勝という形で幕を閉じました。
JBL所属のプロチームとしては初の優勝。
しかも創設3年目でのスピード優勝でした。
栃木で行われた優勝イベントには3000人以上、パレードには1万人以上の人が訪れたようです。
これはすごいことですよね!
リンク栃木の優勝は、今後の国内のプロリーグにどのような影響をあたえるでしょうか?
リンク栃木は今年も黒字経営だったそうです。
地域密着型の経営を基軸に、スポンサー営業はもとよりチケット収入、マーチャンダイジング収入とスポーツ興行において考えれれる収入源から収益をしっかりと上げてきた成果でしょう。
今回の優勝によって、メディアへの露出によるスポンサー獲得の増加。来シーズンのシーズンチケットの売上増。グッズなどの商品の売上増。
などなど、期待できるポイントは多々あるかと思います。
しかしながら、活躍した選手へのインセンティブバックや年俸のアップなど支出の面の増加もあります。
故に、収入が上がった分支出も増えると言った構造があることも事実です。
田臥選手は先日契約延長(実質2年契約)を結びましたが、昨年までの年間5000万円(2年1億)の金額よりも今回の契約は確実に高くなっていることでしょう。
その他、大活躍だった得点王川村選手の契約然り、試合に安定して出場する選手たちの年俸についても今後注目されます。
「結果を出したから、それだけの評価をされる。評価されたいからもっと頑張る」
「頑張るから競技力が上がる。」
このサイクルが大切です。
でも、こういったことって一般的な企業であれば普通のことなんですよね。
日本ではスポーツビジネスは流行らない、上手くいかないみたいなことが多々言われてますが、普通に身の丈にあった経営に基づいて、収益を最大化することを念頭に置いて結果を出していければ必ず上手くいくはずだと思います。
bjリーグを批判するつもりはありませんが立上げ当初から見てきている人間としては、やはりbjリーグは資本金やスポンサー収入に頼りすぎているチームが多いのではないのでしょうか?
一時期、関東のとあるチームではチケットのばら撒きもありました。
チケットって売るもんでしょ??
挙句の果てにアリーナに未払い起こすとかありえない。。
※その他にもたくさん酷いことはありましたが…。
このご時勢スポンサー営業をすると言っても、ただ単に「うちのチームのスポンサーになってください」ではどこも良い返事はしないと思います。
いわゆる広告業の仕事と同じで、クライアント(広告主)のブランディングや販売促進、はたまたCRMの観点においてもうちのチームのスポンサーになったらこういうメリットがありますよ。
というところまで、しっかりと突っ込んだ働きが重要なんだと推測します。
リンク栃木はそこの能力がやはり長けていたのではないでしょうか?
スポンサーが付くから経営体力つく。
経営体力があるから良い選手を良い条件で獲得できる。
良い選手がいるからお客が見たいと思う。
見たいお客がいるからチケットが売れる。
チケットが売れるからスポンサードされる。
PVが多いからスポンサーも増える。
…。
…。
といったように、すべてをパラレルに進めていくのではなく、サイクルで廻していくことで良い形になっていくものなのでしょう。
競技力の向上にも繋がっていくはずです。
今回惜しくも準優勝だった、アイシン。
アイシンはあくまでも企業チームです。
極端な話、アイシン自体の経営が危うくなったら終了です。
WJBLのJALが来季で終了するというのが最たる例です。
でも、リンク栃木よりも選手の総年俸高いんですよ?
じゃあ、アイシンはそれだけの〝収益〟が回収できているのでしょうか。
僕には見えません…。
アイシンというBtoB企業が、バスケットで結果残すことでどれだけ日本の市場が盛り上がりますか?
アイシン優勝したぞ!って言って一般消費者が精密機器買いますか?
ちょっとイメージないです…。
収益モデルがないのであれば単なる投資ですから、このご時勢削減されていくことはあっても増資されることはないでしょう。
それが結果を出した、選手たちにも響いてくるはずです。
〝いまは〟アイシンはバスケットに投資してくれてます。
※アイシンのみならず他の実業団チームすべて。
日本バスケにとってはありがたいこと。
でも完全プロ化にあたってはこの依存から脱却しなければいけないことだと思います。
普通に地域密着型チームで、メインスポンサーがアイシンだというのと、一企業のバスケ部だというのは全く意味合いは違います。
先に述べたとおり、スポーツ興行といった観点からは拡大の見通しはないと思います。
アイシンがつぶれたら終わり。
名古屋から1チームなくなります。
ってなことになりますよね。
2013年に協会主導でトップリーグを作るという流れで話は進んでいます。
でも、今のままだと確実に現在のJBLとたいした変わらないリーグになることは必至です。
リーグの名前が変わるぐらい。
栃木と北海道に加えて、bjリーグで資金力があるチームがいくつか参加するだけ。
こんなところでしょうか。
リンク栃木がプロチームでも結果が出せるということを証明してくれた今シーズン。
どこまでリーグ全体にスポーツ興行という考えが浸透していくか。
本当に2013年に設立するなら、完全地域密着型のプロクラブチーム構想でなければ絶対に日本のバスケは変わりません。
プロクラブチームの形でいくのであれば、リンク栃木の成功例を元にしっかりと収益の最大化を目指したチーム経営をしなければbjリーグで失敗をしているチームの二の舞になります。
どの方向に向かっていくか?
今回のリンク栃木の優勝が変革の始まりになることを祈っています。
masa9
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Twitter:masa_9
JBL所属のプロチームとしては初の優勝。
しかも創設3年目でのスピード優勝でした。
栃木で行われた優勝イベントには3000人以上、パレードには1万人以上の人が訪れたようです。
これはすごいことですよね!
リンク栃木の優勝は、今後の国内のプロリーグにどのような影響をあたえるでしょうか?
リンク栃木は今年も黒字経営だったそうです。
地域密着型の経営を基軸に、スポンサー営業はもとよりチケット収入、マーチャンダイジング収入とスポーツ興行において考えれれる収入源から収益をしっかりと上げてきた成果でしょう。
今回の優勝によって、メディアへの露出によるスポンサー獲得の増加。来シーズンのシーズンチケットの売上増。グッズなどの商品の売上増。
などなど、期待できるポイントは多々あるかと思います。
しかしながら、活躍した選手へのインセンティブバックや年俸のアップなど支出の面の増加もあります。
故に、収入が上がった分支出も増えると言った構造があることも事実です。
田臥選手は先日契約延長(実質2年契約)を結びましたが、昨年までの年間5000万円(2年1億)の金額よりも今回の契約は確実に高くなっていることでしょう。
その他、大活躍だった得点王川村選手の契約然り、試合に安定して出場する選手たちの年俸についても今後注目されます。
「結果を出したから、それだけの評価をされる。評価されたいからもっと頑張る」
「頑張るから競技力が上がる。」
このサイクルが大切です。
でも、こういったことって一般的な企業であれば普通のことなんですよね。
日本ではスポーツビジネスは流行らない、上手くいかないみたいなことが多々言われてますが、普通に身の丈にあった経営に基づいて、収益を最大化することを念頭に置いて結果を出していければ必ず上手くいくはずだと思います。
bjリーグを批判するつもりはありませんが立上げ当初から見てきている人間としては、やはりbjリーグは資本金やスポンサー収入に頼りすぎているチームが多いのではないのでしょうか?
一時期、関東のとあるチームではチケットのばら撒きもありました。
チケットって売るもんでしょ??
挙句の果てにアリーナに未払い起こすとかありえない。。
※その他にもたくさん酷いことはありましたが…。
このご時勢スポンサー営業をすると言っても、ただ単に「うちのチームのスポンサーになってください」ではどこも良い返事はしないと思います。
いわゆる広告業の仕事と同じで、クライアント(広告主)のブランディングや販売促進、はたまたCRMの観点においてもうちのチームのスポンサーになったらこういうメリットがありますよ。
というところまで、しっかりと突っ込んだ働きが重要なんだと推測します。
リンク栃木はそこの能力がやはり長けていたのではないでしょうか?
スポンサーが付くから経営体力つく。
経営体力があるから良い選手を良い条件で獲得できる。
良い選手がいるからお客が見たいと思う。
見たいお客がいるからチケットが売れる。
チケットが売れるからスポンサードされる。
PVが多いからスポンサーも増える。
…。
…。
といったように、すべてをパラレルに進めていくのではなく、サイクルで廻していくことで良い形になっていくものなのでしょう。
競技力の向上にも繋がっていくはずです。
今回惜しくも準優勝だった、アイシン。
アイシンはあくまでも企業チームです。
極端な話、アイシン自体の経営が危うくなったら終了です。
WJBLのJALが来季で終了するというのが最たる例です。
でも、リンク栃木よりも選手の総年俸高いんですよ?
じゃあ、アイシンはそれだけの〝収益〟が回収できているのでしょうか。
僕には見えません…。
アイシンというBtoB企業が、バスケットで結果残すことでどれだけ日本の市場が盛り上がりますか?
アイシン優勝したぞ!って言って一般消費者が精密機器買いますか?
ちょっとイメージないです…。
収益モデルがないのであれば単なる投資ですから、このご時勢削減されていくことはあっても増資されることはないでしょう。
それが結果を出した、選手たちにも響いてくるはずです。
〝いまは〟アイシンはバスケットに投資してくれてます。
※アイシンのみならず他の実業団チームすべて。
日本バスケにとってはありがたいこと。
でも完全プロ化にあたってはこの依存から脱却しなければいけないことだと思います。
普通に地域密着型チームで、メインスポンサーがアイシンだというのと、一企業のバスケ部だというのは全く意味合いは違います。
先に述べたとおり、スポーツ興行といった観点からは拡大の見通しはないと思います。
アイシンがつぶれたら終わり。
名古屋から1チームなくなります。
ってなことになりますよね。
2013年に協会主導でトップリーグを作るという流れで話は進んでいます。
でも、今のままだと確実に現在のJBLとたいした変わらないリーグになることは必至です。
リーグの名前が変わるぐらい。
栃木と北海道に加えて、bjリーグで資金力があるチームがいくつか参加するだけ。
こんなところでしょうか。
リンク栃木がプロチームでも結果が出せるということを証明してくれた今シーズン。
どこまでリーグ全体にスポーツ興行という考えが浸透していくか。
本当に2013年に設立するなら、完全地域密着型のプロクラブチーム構想でなければ絶対に日本のバスケは変わりません。
プロクラブチームの形でいくのであれば、リンク栃木の成功例を元にしっかりと収益の最大化を目指したチーム経営をしなければbjリーグで失敗をしているチームの二の舞になります。
どの方向に向かっていくか?
今回のリンク栃木の優勝が変革の始まりになることを祈っています。
masa9
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Twitter:masa_9
1 ■無題
宇都宮のにわかファンです。ちなみに、優勝パレードは一万人でした。
自分のブログにも書きましたが、『栃木』というスポーツチームに適しているとはとても言えない地盤で成功した。
この意義は果てしなく大きな可能性を感じさせます。
“パラレルに進めていくのではなく、サイクルで廻していく…”まさにその通りだと思いますね。
スポーツチーム(プロ・企業両方)のあり方が問われている現在、ブレックスがスポーツビジネスの新たな里程表となってくれることを期待しています。
次の二シーズンあたりが、本当の勝負ですね。