2010-04-10 07:34:31
夜、裏舞台の響き
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競輪復興
先日、大宮競輪場の本場開催の営業場所を変更した。その時に台に設置してある備品を外に置き去りにして帰ってしまったのに今日気付いて夕方7時前に競輪場に向かった。
当然、鍵は開いてなく高いフェンスを乗り越える。真っ暗な場内は薄気味悪い。嫌な雰囲気の中で置き去りにした備品を台の中にしまい帰ろうとした瞬間だった。
バンク内から激しい怒号が聞こえてきた。俺は走って階段を駆け上がる。すると大柄な選手が小柄なレーザーに「下向いてんじゃねぇ!!」と怒鳴り散らしている。
な、な、なに…? もう夕方じゃなくて夜だよ。こんな時間に誰が何してるというのか。よ~くたしかめる。どこかで聞いたことある甲高い声。
埼玉87期・高瀬卓である。俺は高瀬くんとは競輪について時々語り合う。彼は競輪に対して志高い情熱を持つ数少ない選手だ。後から電話で聞いたら初めて自分が面倒をみるアマチュアだったらしい。
彼はこう言った。
「何も知らないうちにきびしさをたたきこみたいんですよ。まっさらなうちに。プロは甘くないというのを一番わかってもらいたいんです」。
彼は高校生三年生らしい。ひ~ひ~ぜ~ぜ~だった。高瀬くんのきびしさに苦しく涙を流しながらバンクをひたすら周回していた。
俺はそれを見て鳥肌が立ち涙腺が緩む。気付くとデカい声で「アマチュアく~ん、がんばれ~!!くじけるなよ~!!たかせく~ん、競輪は最高だよな~!!」と叫んでいた。
バンク内には高瀬くんとアマチュア。金網越しに俺だけ。それ以外にだれもいない。俺の叫びは響きわたった。
そしてそのアマチュアは俺にヘロヘロになりながら「はい!!」ふりしぼり一言くれた。
なんていう光景だ。レース以外でこんなに感動したことってあるだろうか。下降線の一途をたどる競輪界。まだまだ捨てたものじゃない。ドラマは表舞台だけではなく裏舞台でも繰り広げられているのだ。
何度も何度も言ってきたが競輪は日本一のギャンブルである。競馬、競艇、オートレース。それぞれ魅力はあるだろうが冗談じゃない。競輪に敵うものなしである。
真っ暗闇の大宮バンクの今日の出来事をみてひとつ。
レース場が減ることはこの先あるかもしれないが競輪は不死身だ。最高で最強だ。競輪は絶対に終わらない。
当然、鍵は開いてなく高いフェンスを乗り越える。真っ暗な場内は薄気味悪い。嫌な雰囲気の中で置き去りにした備品を台の中にしまい帰ろうとした瞬間だった。
バンク内から激しい怒号が聞こえてきた。俺は走って階段を駆け上がる。すると大柄な選手が小柄なレーザーに「下向いてんじゃねぇ!!」と怒鳴り散らしている。
な、な、なに…? もう夕方じゃなくて夜だよ。こんな時間に誰が何してるというのか。よ~くたしかめる。どこかで聞いたことある甲高い声。
埼玉87期・高瀬卓である。俺は高瀬くんとは競輪について時々語り合う。彼は競輪に対して志高い情熱を持つ数少ない選手だ。後から電話で聞いたら初めて自分が面倒をみるアマチュアだったらしい。
彼はこう言った。
「何も知らないうちにきびしさをたたきこみたいんですよ。まっさらなうちに。プロは甘くないというのを一番わかってもらいたいんです」。
彼は高校生三年生らしい。ひ~ひ~ぜ~ぜ~だった。高瀬くんのきびしさに苦しく涙を流しながらバンクをひたすら周回していた。
俺はそれを見て鳥肌が立ち涙腺が緩む。気付くとデカい声で「アマチュアく~ん、がんばれ~!!くじけるなよ~!!たかせく~ん、競輪は最高だよな~!!」と叫んでいた。
バンク内には高瀬くんとアマチュア。金網越しに俺だけ。それ以外にだれもいない。俺の叫びは響きわたった。
そしてそのアマチュアは俺にヘロヘロになりながら「はい!!」ふりしぼり一言くれた。
なんていう光景だ。レース以外でこんなに感動したことってあるだろうか。下降線の一途をたどる競輪界。まだまだ捨てたものじゃない。ドラマは表舞台だけではなく裏舞台でも繰り広げられているのだ。
何度も何度も言ってきたが競輪は日本一のギャンブルである。競馬、競艇、オートレース。それぞれ魅力はあるだろうが冗談じゃない。競輪に敵うものなしである。
真っ暗闇の大宮バンクの今日の出来事をみてひとつ。
レース場が減ることはこの先あるかもしれないが競輪は不死身だ。最高で最強だ。競輪は絶対に終わらない。