汚泥タンクで金づち発見、凶器か 滋賀女性殺害事件滋賀県長浜市の会社員小川典子さん(28)が殺害された事件で、遺体が見つかった同県米原市の山中の汚泥タンクから、金づちが発見されていたことが16日、米原署捜査本部への取材で分かった。 遺体の頭部には鈍器のようなもので殴られたあとがあり、捜査本部は小川さんが金づちで殴打され、瀕死の状態でタンクに投げ込まれた可能性があるとみて金づちの鑑定を進めている。 捜査本部によると、金づちは、15日にタンクの中の汚泥を捜索した際に発見された。携帯電話も見つかり、小川さんが親しい知人用に使っていたものかどうか調べている。 また、遺体発見当時、タンクのふたの上には、付近にあった「立ち入り禁止」の看板が置かれていた。捜査本部は遺体発見を遅らせるために犯人が置いた可能性があるとしている。 小川さんは10日午後8時ごろ、県内の勤め先を出た後に行方不明となり、12日にタンクから遺体で見つかった。司法解剖で死因は窒息死と判明している。 【共同通信】
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