殺人容疑で上司を逮捕 殺害否認、汚泥タンク事件滋賀県米原市の汚泥タンクで同県長浜市の会社員小川典子さん(28)が窒息死した殺人事件で、米原署捜査本部は19日、殺人容疑で、小川さんが勤めていた工場の上司で米原市坂口、森田繁成容疑者(40)を逮捕した。 捜査関係者によると、森田容疑者には妻子があり、交際をめぐって小川さんとトラブルになっていた。現場近くに住み、事件の発覚した12日以降、週明けから仕事を欠勤していた。捜査本部は動機などを調べる。 捜査本部によると、「殺害はしていない。殴ってもいない」と容疑を否認している。 逮捕容疑は、10日から12日までの間、鈍器のようなもので小川さんの頭を殴打。同市伊吹の山中にある汚泥浄化槽に投げ込み、汚泥を吸い込んだ小川さんを窒息死させた疑い。死亡推定時刻は11日午後8時ごろとされる。 血液反応から、捜査本部はタンク付近で暴行されたとみている。 小川さんの携帯電話の通信履歴などで、事件前に小川さんと会っていた疑いが浮上。日ごろから頻繁にメールのやりとりもしており、捜査本部は事件について事情を知っているとみて、19日朝から任意同行を求めて事情を聴くとともに、殺人容疑で自宅などを家宅捜索していた。 【共同通信】
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