佐伯市内で「花の名所」として知られる佐伯市弥生大坂本の五条舜治さん(63)が所有する庭園「はなかぜ」で、ツツジが見ごろを迎え、近所の人たちを楽しませている。
庭園のツツジは、五条さんが自宅の裏山約3千平方メートルを整備し、約30年かけて植えてきたキリシマやヒラドなど約10種類、約3200本。満開を迎えた燃えるような赤い色のキリシマに白やピンクの淡いヒラドツツジなどが彩りを添えている。今年は見ごろが例年より1週間早いが、色は鮮やかという。
庭園横には、五条さんの木工作品を展示する工房や農場も併設。草刈りに苦労する五条さんが、雑草対策のために昨秋から飼っているヤギの「花子」も来訪者に愛きょうを振りまいている。五条さんは「自由に散策して楽しんでください」と話している。
=2010/04/17付 西日本新聞朝刊=