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米原の汚水タンク殺人、凶器はバールのような鋭い工具か
このニュースのトピックス:殺人事件
滋賀県米原市伊吹の汚水タンクで、同県長浜市今川町の会社員、小川典子さん(28)が殺害された事件で、小川さんの頭の傷は、バールのような先端が鋭い工具とみられるものでひっかくような傷だったことが15日、捜査関係者の話で分かった。
また遺体が発見されたタンクのふたには、周辺の立て看板と石が置かれていたことも判明。米原署捜査本部は、犯人が遺体の発見を遅らせようとした可能性があるとみている。
捜査関係者によると、小川さんの頭には、先端が鋭い工具のようなもので、ひっかくような傷があり、左後頭部は陥没骨折していた。顔は素手で殴られたとみられる。小川さんの手には防御する際にできた傷があった。捜査本部は犯人が小川さんに強い殺意を持っていたとみて凶器の特定と発見を急いでいる。
また、清掃作業関係者によると、遺体の発見時、汚水タンクのふたの上には、周囲への立ち入り禁止を告げる看板(縦50センチ、横60センチ)と、石(直径約20センチ)が置かれていた。石は業者がタンクがいっぱいであることを互いに知らせる目印代わりに使うことがあったという。