「ニュー・メタフィジックス」(new Meta-Physics)

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 イントロダクション 



1985年秋、私の自宅で友人のダリルにチャネリングをしてもらっている時だった。

バシャールが私を指名し、彼と宇宙連合が話す内容を本にしてくれないかと言ったのです。

そのときの興奮は未だに忘れられません。それと同時に、深遠な知恵と完全性をもつ存在たちと

共同でひとつの原稿を創り出すということに対して感じた責任を今でも思い出します。


ダリルと私はすぐに録音スタッフを見つけ、小さなスタジオで本のための録音を始めました。

そこで私達が分かち合った情報は、スタジオにいたスタッフ一同の意識にもさまざまな 目覚めと

変革を引き起こすものでした。


それから3年間、折を見つけては私の自宅の今で、ダリルを通してくるバジャールが質問に答えたり、

そして答えに導いてくれたりするのに必死に耳を傾けました。

バジャールの知識は一つのセルフ・エンパーリング心理学(自己能力高揚のための心理学)のよい例となったのでした。


「チャネリング」または「ミディアムシップ(霊的交信)」として知られる現象には

(この本はそうした手段を通して書かれたわけですが)多くの側面があり、私はチャネリングについて

定義付けと説明を4年かけてまとめ、その研究結果を博士号の論文にしましたが、これはただ

単に更に深い研究への準備段階でしかありませんでした。


このチャネリングという現象に対しては、さまざまな異なるレベルからのアプローチが考えられますが、

この本のように文章として活字になったものも一つの新しい出発点を示してくれるでしょう。

この本の内容にはいかなる判断も比較もありません。ただ人間の自然の進化の過程として不可欠な

セルフ・エンパワーメント(自己能力の高揚)と無条件の愛への方法論を分かち合っているだけです。

自己のうちに存在する知恵と無限の思考の深さを体験したいという意思を持ったすべての人に対して、

本書は異なる様々な思想を持った人々の共生を可能にする一つの方法を示しているといっていいでしょう。


                      ビバリーヒルズにて 1987年 夏

                            マーゴ・チャンドリー  ニュー・メタフィジックスの目次に戻る