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【大相撲】

立浪親方「貴に投票」否定

2010年4月21日 紙面から

 2月1日に行われた日本相撲協会理事選で、立浪親方(元小結旭豊)が同じ立浪一門の大島親方(元大関旭国)ではなく貴乃花親方(元横綱)に投票したとして、近く一門から破門を通達されるという一部報道が、20日あった。これに対し、元師匠でもある大島親方はこの日「そういう話は出てない」と否定。立浪親方も茨城県つくばみらい市の部屋で「大島親方に投票した。何でそういううわさが出るのか知りたい。わたしは潔白。一門を出るつもりはない。一門会があるときは出席します」と語った。

 立浪親方は5日の春巡業の担当だったが、大島親方の後援者でもある勧進元が立浪親方を“裏切り者”であるとして交代させたという。これについて、大島親方は「立浪親方が裏切り者だと書いてあった週刊誌を読んだ勧進元が、交代させてくれと言ってきただけ」と説明。春場所中の一門会でも「立浪親方の話題はまったく出ていない」と話した。

 立浪一門では理事選で貴乃花親方に投票したとして、安治川親方(元幕内光法)が名乗り出ている。安治川親方は錦島名跡への変更届を相撲協会に提出し受理されるのを待っている状況。造反者があと1人いることは確かで、立浪親方の名前をその中に挙げる関係者もいる。

 大島親方自身は「うわさはあるが立浪親方は自分の弟子。信じている」と語った。

 一方、貴乃花親方は「詳細が分からないので、現時点ではお答えのしようがありません」と述べた。

 

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