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【大華】ちょっと思った事※追記あり
大華紀伝という企画に惹かれ、参加して、楽しい時間を過ごしてはいるのですが、最近ちょっと思うところがあってモヤモヤしていたので、思い切ってここに吐露してみる事にします。
前置きとして、企画の存在自体を非難するわけでもなく、ただ「老酒」という一人の人間が感じた事、考えた事をネットの隅でぼやいているだけにすぎないので、その辺はご了承ください。
また、老酒は人間として完璧でもなければ広い度量を持った人格者でもない、むしろ短気で狭量で感情的な性格だという事もご了承ください。
それでも、大華紀伝という企画は大好きですし、意見や指摘などがあればすぐに直したり、相手の考えを聴いて理解する努力もしている人間だという事は、どうか覚えていて下さい。
「良く考えて、それでも納得できない事、嫌な事ははっきりとNOと言う」
のが、老酒のスタンスです。
あと、個人名は伏せさせていただきます。
読みたくない方は、全然気にしないで頂いて結構ですよ。
※追記
同じく大華紀伝に参加中の焔風華さんのブログにて、同じような企画への疑問のまとめを行っております。
長い文章を読むのが苦手だという方、この文章を読んでもいまいち趣旨がわからなかったという方、
自分の感じたことを反映してほしいと思う方はこちらを読むことをお勧めします
◇焔風華さんのブログ
焔の覚え書き。:ご意見を募集しています。(新ウインドウ開きます)
それでは、以下、老酒の考えた事。
若干クッション置きました。
で、その老酒が考えた事というのがですね、最近の大華紀伝、ストーリーや状況が一部のユーザーによって動かされていて、他のユーザーがストーリーに入っていけてない、むしろ一部のユーザーに振り回されているのでは…?
という事です。
今回の第二戦時ですが、還狗、鬼雀など北側は特にそういうふうに見えて仕方ないです。
二国が平時で歩み寄りの状況を迎えたと思ったら、誰も予想だにしなかった「一方的な鬼雀攻め」。
勝手にストーリーが進められたような感じで、私はとてもショックでしたし、混乱しました。
還狗は第一戦時で人質を取られ、確かに迂闊な行動はできない状況でしたが、もう少し自由のある展開にはできなかったのでしょうか?
今では「外交もできず、人質を助け出そうと奮闘する事も出来ず、泰華の完全な言いなりとして唯唯諾諾と隷属状態に甘んじる」という、本当に自由のない、限られた行動しか取れない状態なのではないでしょうか。
「もともと還狗は奴隷的な扱いをされる国で、泰華は最大国だし支配国でもあるから」
という理由は、不特定多数のユーザーが参加する企画においては通用しないと思います。
もしこれが映画やアニメで、監督や原作者の意思の下、スタッフが協力して作り上げる物語だとしたら、そういうお話として問題はないと思います。
しかし、これはあくまで「たくさんのユーザーが閲覧し参加しているイラストコミュニケーションサービス【pixiv】」の中で行われている「大華紀伝という企画」である以上、すべての陣営にはさまざまな可能性、手段、展開が用意されるべきだと、老酒は考えるのです。
今の状況では、ユーザーに「企画に迫られて絵を描かされている」という意識を持たれても仕方ないと思います。
たとえ、設定として一介の奴隷であったとしても、そのキャラクターを動かしているのが「現実に存在している血の通った人間」であるならば、さまざまな可能性が尊重されるべきだと思います。
奴隷が次の日いきなり王様になるとか、そういう飛躍した可能性を出せというわけではありませんが、しかしながら彼は血の通った人間の分身として生み出されながら、ロボットのように主人に従い続ける未来しか持てないのでしょうか。
結果はどうあれ、奴隷の鎖を引きちぎる可能性、主人に意見する可能性、もちろん心から主人に尽くす可能性と、奴隷とはいえ可能性はいくらでもあるはずです。
話を大華紀伝に戻しますが、以上の意見を聞いて
「ストーリーを固めざるを得ないのは企画自体が期間限定で時間がないから」
「還狗が泰華に従わされているのは一時的なものだから我慢してほしい」
という反論が来るかもしれません。
しかし、そんな事は免罪符にはならないと思います。
時間がないというのなら、ストーリーの流れ自体をもっと単純化してすっきりさせればいい、極端な事を言えば複雑な伏線や謀略は廃止して構わないと思います。
軍師的なキャラクターを抱える人間の言い方ではないかもしれませんが、ストーリーにキャラクターを拘束されるよりはずっとましです。
軍師なら軍師として、複雑な背景や伏線がなくとも描写によって十分活躍させることは可能だと思います。
還狗が泰華によって支配される状況は永続的なものではない、という事に関しては、確かにこの戦時限りのイベント的な要素なのかもしれませんが、老酒個人としてあまり信用できる状態にはありません。
その理由として、老酒が「泰華の上層部やその他一部のユーザーによって、今までストーリーの流れを支配されてきた」という意識を持っているからです。
これは確かに極端な意識かもしれません。
しかし、これにはちゃんと理由があります。
今更蒸し返すようでなんですが、第一次戦時、老酒は戦局に焦るあまり、他のユーザーから受け取ったメッセージを、不特定多数の人間に漏洩させてしまいました。
ですが、そこまで私が焦ったというのも元を言えば、
「密山方面に火計を実行するが、還狗側がそれを阻止する方向で動けばすぐに阻止できる」
と泰華から言われていたにもかかわらず、その泰華が突然(少なくとも老酒には)宣言もなしに
「密山方面への火計は還狗の知り得ない複数の実行部隊によって実行される」
というシナリオに書き換えられ、結果として火計阻止は事実上不可能となり実行され、ほぼ還狗側の被害だけで戦時が終了。
「敗戦国」である泰華はそのまま悠々と「凱旋」し、「戦勝国」還狗は多数の負傷者、大首長の妻女の連行という、まさに「試合に勝って勝負に負けた」展開にあるわけであります。
(この時、老酒は火計阻止の為に非常に焦ったわけではありますが、悪意を持って他人からのメッセージを晒すつもりは一切なく、重要な情報として関係者に知らせておいたほうがいいと思ってやってしまった事であるということを、自身の名誉の為にも改めてここで公言しておきたいと思います)
火計は阻止できるという泰華側からのコメントは、当時の絵チャにて複数の人間が確認している事であり、正直、泰華に裏切られたという意識はありましたが、それよりも「自分がやってしまったトラブルについての後悔」が先立ってあったので、口にすることはありませんでした。
そしてこの時連れて行かれた人質に関して、泰華側からも「キャラクターとして敵対する側の人間ではあるが、解放したいという声には協力する」という意見があったので、平時はその成り行きを見守るような形で待っておりました。
しかし、戦時概要が発表されるやまたしても状況が一転、
「還狗が人質解放の為に動く」
という可能性を潰すかのように、
「人質解放の為に還狗を強制的に鬼雀へとけしかける」
その為の手段として人質が利用され、泰華側からのさらなる譲歩として、
「鬼雀攻撃に還狗が貢献すればその場で人質を一人だけ解放」
という、さらなる拘束が与えられました。
これは譲歩でも何でもなく、ただの行動支配だと思います。
「展開として、泰華が還狗を利用するのは可能性の一つだ。その手段を使わないのはむしろ不自然である」
というのももっともらしい反論だと思いますが、しかしそれでも還狗側が背負う負担は大きく、展開として自由度も低く、さらに返還される人質も一人だけでは、不公平から完全に開放されるわけがありません。
これはある意味、「多人数連帯責任ゲーム」です。
還狗が鬼雀とつぶし合いをするのは、両国に参加しているユーザーにとっても非常にショッキングな事であり、純粋に交流の為に動いていた方々については、非常に無念だったと思います。
第二戦時開始の際の上層会議にも出席させていただきましたが、その際
「確かに辛い状況かもしれないが、きれいなばかりの戦争などないのだから」
「敗戦や隷属状態もお話として受け入れ、楽しまなければならない」
という意見をいただきました。
ですが、老酒という人間はどうにも納得できません。
多かれ少なかれ、人は自分の分身たるキャラクターや、所属している組織に愛着があるというのに、彼らがどんどんと追い込まれる状況をどう楽しめばいいのか。
老酒は特に冗談の通じない性格なので、たとえ話の流れとはいえ自分やキャラクターを侮辱された場合、本気で憤慨する傾向があります。
いわゆる、マゾヒストとは対極の人間です。
追い込まれたら追い込まれただけ、可能性を探して奮闘するという展開もありだとは思うのですが、今回は泰華に取られた人質によってほぼ完全に選択肢を封じられ、還狗は
「鬼雀を攻める」
一択の姿勢を取らざるを得なくなりました。
「与えられた状況は、お話として潔く受け入れる」
という、一見穏便で非常に大人な見解がユーザーの中での大半論となっていますが、これはどうも
「ストーリーを動かしている一部の人間の専横を黙認し、無理やり反対意見を丸め込めている」
ための言い訳のように聞こえます。
もちろん、それは老酒が聞き分けのない人間だからでしょうが、それでも老酒は自分の感じたことや信念を信用する人間なので、敢えて反論したいと思います。
泰華主体でストーリーが展開し、どんなにユーザーが頑張ろうと状況は変わらず、
「泰華絶対優勢、泰華こそが企画を支配している」
という雰囲気が払拭されない以上、私は主導しているユーザーたちを信用できません。
それが不信感の理由です。
隷属側に信用してほしいのなら、現実の対等な相手として、今後の展望をきちんと説明し、誠意と責任をもって、相手の意見もきちんと聞き入れてもらいたいのです。
またその不信感から、国が滅亡したらどうなるの?という恐怖感もぬぐいきれません。
「国が滅亡してもキャラが生きる道はある」
と説明されてはいますが、果たしてそれはどういった形でなされるのでしょうか?
希望の持てる展開は用意されているのでしょうか?
それともまた追い詰められるのでしょうか?
参加ユーザー全員にやる気がなくて滅亡する国ならいざ知らず、多少なりと愛国心がある人は、それを恐れて追い詰められていきます。
「企画なのだから、あまり責任を感じる必要はない」
とおっしゃる方もいますが、それでも現実にユーザーは企画に追い詰められるわけです。
私はまだpixivを始めて半年足らずですが、それでもここまで人を追い詰める企画は初めて見ました。
「それでも企画はあくまで趣味の世界である」
というのならば、この状態はすでに趣味の範囲を超えた、実生活にまで影響を及ぼす「巨大な嫌がらせ」に見られても仕方ないと思います。
よく、絵チャやツイッターなどで
「ドロドロした展開」
などと言われますが、この状況が果たして本当に良いのでしょうか?
確かに、すべての人間に受け入れられるストーリーなんてないとは思いますが、それでも
「すべての陣営に展開の可能性」
は残されるべきだと思います。
「ドロドロした展開なんて嫌だ」
という意見もきっとあるはずなんですから、そういった意見を持った人たちに希望を持たせてあげられるような選択肢も出してあげるのが、
「みんなでお話を作り上げる企画」
というものだと思います。
さらに言わせてもらうと、私は企画に参加した当初、
「戦争はポイント制だから、結局たくさん絵を描いたほうが勝ち」
と教えられていたので、てっきり
「そんなにさっくりと話が進む企画なのか」
と思っていたんです。
おそらく、こう思っていた参加者の方は多いと思います。
いくら重い展開が好きな人がいるとはいえ、ここまで話が重くなる前に方向修正できなかったものなのでしょうか?
以前、投稿イラストの得点を独自に計算して
「キャラクターを駒扱いしているように見受けられる」
と意見を受けた事がありますが、こっちのほうがよっぽどキャラクターを蔑ろにしていると思います。
「相手のキャラを立てる」
というのが交流企画最大のルールだと思うのですが、
「相手を支配する」
のは、果たしてキャラを立てる行為と呼べるでしょうか?
そして、ポイント制でありながら実際の状況としてはほとんど勝敗の影響が反映されていない(前述した、泰華の優位が崩れない等)というのもちょっと問題があると思います。
たしかに泰華は大国で、非常に強力な国家ではありますが、戦時の結果として勝敗が付いているのですから、そこで領土移動以外に多少は揺らいだような影響が出ないのでしょうか?
支配国としてその傲慢さや強力さを演出するのはいいですが、それが行き過ぎて対抗国のやる気を削ぐ原因にもなりかねないと思います。
泰華という国の立場として、泰華側参加者の意思も大切ではありますが、最初に還狗、鬼雀、鍼羊、鹿燭という四つの国を相手にすると決まった以上は、やはりストーリーを担う者の一員としてある程度の演出は必要だと思います。
以上、延々と語ってまいりましたが、それでも老酒はこの企画が素直に心の底から大好きです。
そして、完璧な人間がいないのと同様に、完璧なシナリオ、完璧な企画主催陣、完璧な企画というものはあり得ないという事も理解しています。
だからこそ、良くないと思った事はきちんと言葉にしなければいけないと思うのです。
何かあったら互いに指摘し合い、高めていけるのも交流企画の良いところだと思います。
この文章について、老酒も強い言葉で好き勝手に書いてまいりましたので、「それは違う」「そこまで嫌なら企画から出ていけ」と思う方もきっといるはずと覚悟しております。
しかし、それでも言葉にしなければこの苦悩を解消する事が出来なかったのです。
言いたい事をほぼすべて書き終えて、老酒は今、非常に満足です。
言うなれば、「もう思い残すことはない」という状態です。
企画から追い出されるにしろ、無視されるにしろ、私はありのままに受け入れようと思います。
ただ、今一つだけ願うならば、この文章がいろんな人の目に留まり、大華紀伝という企画について多くの人々がそれぞれの意見を出し合い、より素晴らしい企画になっていけばと思います。
最後に、こんな長い文章を全部読んでいただき、本当にありがとうございました。
これを読んでくれた皆様、企画に参加されている皆様、主催者様、そしてこのような交流の場を与えてくれたpixivに、幸多からんことを。
2009.9.24 老酒
前置きとして、企画の存在自体を非難するわけでもなく、ただ「老酒」という一人の人間が感じた事、考えた事をネットの隅でぼやいているだけにすぎないので、その辺はご了承ください。
また、老酒は人間として完璧でもなければ広い度量を持った人格者でもない、むしろ短気で狭量で感情的な性格だという事もご了承ください。
それでも、大華紀伝という企画は大好きですし、意見や指摘などがあればすぐに直したり、相手の考えを聴いて理解する努力もしている人間だという事は、どうか覚えていて下さい。
「良く考えて、それでも納得できない事、嫌な事ははっきりとNOと言う」
のが、老酒のスタンスです。
あと、個人名は伏せさせていただきます。
読みたくない方は、全然気にしないで頂いて結構ですよ。
※追記
同じく大華紀伝に参加中の焔風華さんのブログにて、同じような企画への疑問のまとめを行っております。
長い文章を読むのが苦手だという方、この文章を読んでもいまいち趣旨がわからなかったという方、
自分の感じたことを反映してほしいと思う方はこちらを読むことをお勧めします
◇焔風華さんのブログ
焔の覚え書き。:ご意見を募集しています。(新ウインドウ開きます)
それでは、以下、老酒の考えた事。
若干クッション置きました。
で、その老酒が考えた事というのがですね、最近の大華紀伝、ストーリーや状況が一部のユーザーによって動かされていて、他のユーザーがストーリーに入っていけてない、むしろ一部のユーザーに振り回されているのでは…?
という事です。
今回の第二戦時ですが、還狗、鬼雀など北側は特にそういうふうに見えて仕方ないです。
二国が平時で歩み寄りの状況を迎えたと思ったら、誰も予想だにしなかった「一方的な鬼雀攻め」。
勝手にストーリーが進められたような感じで、私はとてもショックでしたし、混乱しました。
還狗は第一戦時で人質を取られ、確かに迂闊な行動はできない状況でしたが、もう少し自由のある展開にはできなかったのでしょうか?
今では「外交もできず、人質を助け出そうと奮闘する事も出来ず、泰華の完全な言いなりとして唯唯諾諾と隷属状態に甘んじる」という、本当に自由のない、限られた行動しか取れない状態なのではないでしょうか。
「もともと還狗は奴隷的な扱いをされる国で、泰華は最大国だし支配国でもあるから」
という理由は、不特定多数のユーザーが参加する企画においては通用しないと思います。
もしこれが映画やアニメで、監督や原作者の意思の下、スタッフが協力して作り上げる物語だとしたら、そういうお話として問題はないと思います。
しかし、これはあくまで「たくさんのユーザーが閲覧し参加しているイラストコミュニケーションサービス【pixiv】」の中で行われている「大華紀伝という企画」である以上、すべての陣営にはさまざまな可能性、手段、展開が用意されるべきだと、老酒は考えるのです。
今の状況では、ユーザーに「企画に迫られて絵を描かされている」という意識を持たれても仕方ないと思います。
たとえ、設定として一介の奴隷であったとしても、そのキャラクターを動かしているのが「現実に存在している血の通った人間」であるならば、さまざまな可能性が尊重されるべきだと思います。
奴隷が次の日いきなり王様になるとか、そういう飛躍した可能性を出せというわけではありませんが、しかしながら彼は血の通った人間の分身として生み出されながら、ロボットのように主人に従い続ける未来しか持てないのでしょうか。
結果はどうあれ、奴隷の鎖を引きちぎる可能性、主人に意見する可能性、もちろん心から主人に尽くす可能性と、奴隷とはいえ可能性はいくらでもあるはずです。
話を大華紀伝に戻しますが、以上の意見を聞いて
「ストーリーを固めざるを得ないのは企画自体が期間限定で時間がないから」
「還狗が泰華に従わされているのは一時的なものだから我慢してほしい」
という反論が来るかもしれません。
しかし、そんな事は免罪符にはならないと思います。
時間がないというのなら、ストーリーの流れ自体をもっと単純化してすっきりさせればいい、極端な事を言えば複雑な伏線や謀略は廃止して構わないと思います。
軍師的なキャラクターを抱える人間の言い方ではないかもしれませんが、ストーリーにキャラクターを拘束されるよりはずっとましです。
軍師なら軍師として、複雑な背景や伏線がなくとも描写によって十分活躍させることは可能だと思います。
還狗が泰華によって支配される状況は永続的なものではない、という事に関しては、確かにこの戦時限りのイベント的な要素なのかもしれませんが、老酒個人としてあまり信用できる状態にはありません。
その理由として、老酒が「泰華の上層部やその他一部のユーザーによって、今までストーリーの流れを支配されてきた」という意識を持っているからです。
これは確かに極端な意識かもしれません。
しかし、これにはちゃんと理由があります。
今更蒸し返すようでなんですが、第一次戦時、老酒は戦局に焦るあまり、他のユーザーから受け取ったメッセージを、不特定多数の人間に漏洩させてしまいました。
ですが、そこまで私が焦ったというのも元を言えば、
「密山方面に火計を実行するが、還狗側がそれを阻止する方向で動けばすぐに阻止できる」
と泰華から言われていたにもかかわらず、その泰華が突然(少なくとも老酒には)宣言もなしに
「密山方面への火計は還狗の知り得ない複数の実行部隊によって実行される」
というシナリオに書き換えられ、結果として火計阻止は事実上不可能となり実行され、ほぼ還狗側の被害だけで戦時が終了。
「敗戦国」である泰華はそのまま悠々と「凱旋」し、「戦勝国」還狗は多数の負傷者、大首長の妻女の連行という、まさに「試合に勝って勝負に負けた」展開にあるわけであります。
(この時、老酒は火計阻止の為に非常に焦ったわけではありますが、悪意を持って他人からのメッセージを晒すつもりは一切なく、重要な情報として関係者に知らせておいたほうがいいと思ってやってしまった事であるということを、自身の名誉の為にも改めてここで公言しておきたいと思います)
火計は阻止できるという泰華側からのコメントは、当時の絵チャにて複数の人間が確認している事であり、正直、泰華に裏切られたという意識はありましたが、それよりも「自分がやってしまったトラブルについての後悔」が先立ってあったので、口にすることはありませんでした。
そしてこの時連れて行かれた人質に関して、泰華側からも「キャラクターとして敵対する側の人間ではあるが、解放したいという声には協力する」という意見があったので、平時はその成り行きを見守るような形で待っておりました。
しかし、戦時概要が発表されるやまたしても状況が一転、
「還狗が人質解放の為に動く」
という可能性を潰すかのように、
「人質解放の為に還狗を強制的に鬼雀へとけしかける」
その為の手段として人質が利用され、泰華側からのさらなる譲歩として、
「鬼雀攻撃に還狗が貢献すればその場で人質を一人だけ解放」
という、さらなる拘束が与えられました。
これは譲歩でも何でもなく、ただの行動支配だと思います。
「展開として、泰華が還狗を利用するのは可能性の一つだ。その手段を使わないのはむしろ不自然である」
というのももっともらしい反論だと思いますが、しかしそれでも還狗側が背負う負担は大きく、展開として自由度も低く、さらに返還される人質も一人だけでは、不公平から完全に開放されるわけがありません。
これはある意味、「多人数連帯責任ゲーム」です。
還狗が鬼雀とつぶし合いをするのは、両国に参加しているユーザーにとっても非常にショッキングな事であり、純粋に交流の為に動いていた方々については、非常に無念だったと思います。
第二戦時開始の際の上層会議にも出席させていただきましたが、その際
「確かに辛い状況かもしれないが、きれいなばかりの戦争などないのだから」
「敗戦や隷属状態もお話として受け入れ、楽しまなければならない」
という意見をいただきました。
ですが、老酒という人間はどうにも納得できません。
多かれ少なかれ、人は自分の分身たるキャラクターや、所属している組織に愛着があるというのに、彼らがどんどんと追い込まれる状況をどう楽しめばいいのか。
老酒は特に冗談の通じない性格なので、たとえ話の流れとはいえ自分やキャラクターを侮辱された場合、本気で憤慨する傾向があります。
いわゆる、マゾヒストとは対極の人間です。
追い込まれたら追い込まれただけ、可能性を探して奮闘するという展開もありだとは思うのですが、今回は泰華に取られた人質によってほぼ完全に選択肢を封じられ、還狗は
「鬼雀を攻める」
一択の姿勢を取らざるを得なくなりました。
「与えられた状況は、お話として潔く受け入れる」
という、一見穏便で非常に大人な見解がユーザーの中での大半論となっていますが、これはどうも
「ストーリーを動かしている一部の人間の専横を黙認し、無理やり反対意見を丸め込めている」
ための言い訳のように聞こえます。
もちろん、それは老酒が聞き分けのない人間だからでしょうが、それでも老酒は自分の感じたことや信念を信用する人間なので、敢えて反論したいと思います。
泰華主体でストーリーが展開し、どんなにユーザーが頑張ろうと状況は変わらず、
「泰華絶対優勢、泰華こそが企画を支配している」
という雰囲気が払拭されない以上、私は主導しているユーザーたちを信用できません。
それが不信感の理由です。
隷属側に信用してほしいのなら、現実の対等な相手として、今後の展望をきちんと説明し、誠意と責任をもって、相手の意見もきちんと聞き入れてもらいたいのです。
またその不信感から、国が滅亡したらどうなるの?という恐怖感もぬぐいきれません。
「国が滅亡してもキャラが生きる道はある」
と説明されてはいますが、果たしてそれはどういった形でなされるのでしょうか?
希望の持てる展開は用意されているのでしょうか?
それともまた追い詰められるのでしょうか?
参加ユーザー全員にやる気がなくて滅亡する国ならいざ知らず、多少なりと愛国心がある人は、それを恐れて追い詰められていきます。
「企画なのだから、あまり責任を感じる必要はない」
とおっしゃる方もいますが、それでも現実にユーザーは企画に追い詰められるわけです。
私はまだpixivを始めて半年足らずですが、それでもここまで人を追い詰める企画は初めて見ました。
「それでも企画はあくまで趣味の世界である」
というのならば、この状態はすでに趣味の範囲を超えた、実生活にまで影響を及ぼす「巨大な嫌がらせ」に見られても仕方ないと思います。
よく、絵チャやツイッターなどで
「ドロドロした展開」
などと言われますが、この状況が果たして本当に良いのでしょうか?
確かに、すべての人間に受け入れられるストーリーなんてないとは思いますが、それでも
「すべての陣営に展開の可能性」
は残されるべきだと思います。
「ドロドロした展開なんて嫌だ」
という意見もきっとあるはずなんですから、そういった意見を持った人たちに希望を持たせてあげられるような選択肢も出してあげるのが、
「みんなでお話を作り上げる企画」
というものだと思います。
さらに言わせてもらうと、私は企画に参加した当初、
「戦争はポイント制だから、結局たくさん絵を描いたほうが勝ち」
と教えられていたので、てっきり
「そんなにさっくりと話が進む企画なのか」
と思っていたんです。
おそらく、こう思っていた参加者の方は多いと思います。
いくら重い展開が好きな人がいるとはいえ、ここまで話が重くなる前に方向修正できなかったものなのでしょうか?
以前、投稿イラストの得点を独自に計算して
「キャラクターを駒扱いしているように見受けられる」
と意見を受けた事がありますが、こっちのほうがよっぽどキャラクターを蔑ろにしていると思います。
「相手のキャラを立てる」
というのが交流企画最大のルールだと思うのですが、
「相手を支配する」
のは、果たしてキャラを立てる行為と呼べるでしょうか?
そして、ポイント制でありながら実際の状況としてはほとんど勝敗の影響が反映されていない(前述した、泰華の優位が崩れない等)というのもちょっと問題があると思います。
たしかに泰華は大国で、非常に強力な国家ではありますが、戦時の結果として勝敗が付いているのですから、そこで領土移動以外に多少は揺らいだような影響が出ないのでしょうか?
支配国としてその傲慢さや強力さを演出するのはいいですが、それが行き過ぎて対抗国のやる気を削ぐ原因にもなりかねないと思います。
泰華という国の立場として、泰華側参加者の意思も大切ではありますが、最初に還狗、鬼雀、鍼羊、鹿燭という四つの国を相手にすると決まった以上は、やはりストーリーを担う者の一員としてある程度の演出は必要だと思います。
以上、延々と語ってまいりましたが、それでも老酒はこの企画が素直に心の底から大好きです。
そして、完璧な人間がいないのと同様に、完璧なシナリオ、完璧な企画主催陣、完璧な企画というものはあり得ないという事も理解しています。
だからこそ、良くないと思った事はきちんと言葉にしなければいけないと思うのです。
何かあったら互いに指摘し合い、高めていけるのも交流企画の良いところだと思います。
この文章について、老酒も強い言葉で好き勝手に書いてまいりましたので、「それは違う」「そこまで嫌なら企画から出ていけ」と思う方もきっといるはずと覚悟しております。
しかし、それでも言葉にしなければこの苦悩を解消する事が出来なかったのです。
言いたい事をほぼすべて書き終えて、老酒は今、非常に満足です。
言うなれば、「もう思い残すことはない」という状態です。
企画から追い出されるにしろ、無視されるにしろ、私はありのままに受け入れようと思います。
ただ、今一つだけ願うならば、この文章がいろんな人の目に留まり、大華紀伝という企画について多くの人々がそれぞれの意見を出し合い、より素晴らしい企画になっていけばと思います。
最後に、こんな長い文章を全部読んでいただき、本当にありがとうございました。
これを読んでくれた皆様、企画に参加されている皆様、主催者様、そしてこのような交流の場を与えてくれたpixivに、幸多からんことを。
2009.9.24 老酒
コメント
コメントありがとうございます
>しじみこさん
貴重なご意見、ありがとうございます
最近は本当に綿密な相談が必要となってきましたね。
正直、ここまでヘヴィな企画になるとは思いませんでした。
私も最初は黙っていようとは思っていたのですが、いろいろと重圧を感じているうちに耐えきれなくなり、いろんな人に泣き言を言ったりしているうちに、
「そんなに苦しんでいるのなら、はっきりと言葉にしたほうがいい」
と友人に言われ、勇気を出してここに打ち明けた次第です。
休止に関しては、私は注意を受けただけで、休止自体は自主的に取った反省方法でしたので、別に誰かから言われてやった事ではないのですが…それでも締め切りが迫り、戦局に関して切羽詰まった状況で、相談もなしにシナリオが変わった事は大変衝撃的でした。
私も大華紀伝を愛するものとして、参加者が安心して遊べる状況に変わっていくことを、心から望んでいます。
今回は、本当にありがとうございました。
これからも、共に企画を頑張っていきましょう。
貴重なご意見、ありがとうございます
最近は本当に綿密な相談が必要となってきましたね。
正直、ここまでヘヴィな企画になるとは思いませんでした。
私も最初は黙っていようとは思っていたのですが、いろいろと重圧を感じているうちに耐えきれなくなり、いろんな人に泣き言を言ったりしているうちに、
「そんなに苦しんでいるのなら、はっきりと言葉にしたほうがいい」
と友人に言われ、勇気を出してここに打ち明けた次第です。
休止に関しては、私は注意を受けただけで、休止自体は自主的に取った反省方法でしたので、別に誰かから言われてやった事ではないのですが…それでも締め切りが迫り、戦局に関して切羽詰まった状況で、相談もなしにシナリオが変わった事は大変衝撃的でした。
私も大華紀伝を愛するものとして、参加者が安心して遊べる状況に変わっていくことを、心から望んでいます。
今回は、本当にありがとうございました。
これからも、共に企画を頑張っていきましょう。
心情お察しします。持ちキャラを二人とも一国に投下している方、役職についている方にとって情勢にしばられて自由に動けないのは非常に辛いことと思います。
以下は個人的な見解ですので推測が含まれます。気分を害されたらすみません。
二期戦時のシナリオはたしかにショッキングでしたが、私はこれを「還狗がんばりすぎだよ」というメッセージとして受け止めました。
一期戦時の結果をみても、龍骨激震の投稿数はあきらかに飛び抜けています。ほかの戦場を盛り上げようと頑張っていた人たち、また龍骨激震に参加していながらも話を追いきれず投稿する機会をのがした(かもしれない)人たち、彼らはあの状況をどう見ていたのだろうと思うことがあります。
民主的に決定するなら、まず還狗大会議でも開いて「泰華の命令に従うか否か」から話し合えればよかったのかもしれません。しかし諸々の事情で絵チャに参加できない人は会議で出た結論を追認するしかありません。上層部云々以前に、熱心な参加者ほど戦況を左右し負担をも背負いがちな状況がある以上そもそも平等ではありえないと思います。
駆け引きに動きたい人も交流したい人も物語を展開したい人もオフが忙しい人も、それぞれがそれぞれなりに楽しめるように―というのは企画運営にとっても参加者にとっても難しい要求です。ですがなるべく多くの人が気軽に楽しめる状況を皆で作っていけたらと願ってやみません。長々と失礼いたしました。
以下は個人的な見解ですので推測が含まれます。気分を害されたらすみません。
二期戦時のシナリオはたしかにショッキングでしたが、私はこれを「還狗がんばりすぎだよ」というメッセージとして受け止めました。
一期戦時の結果をみても、龍骨激震の投稿数はあきらかに飛び抜けています。ほかの戦場を盛り上げようと頑張っていた人たち、また龍骨激震に参加していながらも話を追いきれず投稿する機会をのがした(かもしれない)人たち、彼らはあの状況をどう見ていたのだろうと思うことがあります。
民主的に決定するなら、まず還狗大会議でも開いて「泰華の命令に従うか否か」から話し合えればよかったのかもしれません。しかし諸々の事情で絵チャに参加できない人は会議で出た結論を追認するしかありません。上層部云々以前に、熱心な参加者ほど戦況を左右し負担をも背負いがちな状況がある以上そもそも平等ではありえないと思います。
駆け引きに動きたい人も交流したい人も物語を展開したい人もオフが忙しい人も、それぞれがそれぞれなりに楽しめるように―というのは企画運営にとっても参加者にとっても難しい要求です。ですがなるべく多くの人が気軽に楽しめる状況を皆で作っていけたらと願ってやみません。長々と失礼いたしました。
コメントありがとうございます。
>とりにくさん
貴重なご意見ありがとうございます。
確かに、龍骨激震の投稿数は飛びぬけていましたので、他の戦地の人の中にはあまり快くは思われなかった方もいるかもしれませんし、流れが速すぎてついていけなかった方もいた事でしょう。
それについては、還狗側も反省すべき事であると受け止めました。
期間の定められた企画だけに、参加者全員の意向を反映するのは無理だとは思います。
そして、すべての参加者が満足できる企画運営と言うのも、もちろんあり得ないと思います。
しかしながら、参加者の知らないうちに、説明や予告もなしに状況が決められたり変更されたりするのはあまり良くない事だと思うので、参加者としてそうした良くない部分は指摘して、企画をよりよいものにしていきたいと思っております。
コメントありがとうございました。
貴重なご意見ありがとうございます。
確かに、龍骨激震の投稿数は飛びぬけていましたので、他の戦地の人の中にはあまり快くは思われなかった方もいるかもしれませんし、流れが速すぎてついていけなかった方もいた事でしょう。
それについては、還狗側も反省すべき事であると受け止めました。
期間の定められた企画だけに、参加者全員の意向を反映するのは無理だとは思います。
そして、すべての参加者が満足できる企画運営と言うのも、もちろんあり得ないと思います。
しかしながら、参加者の知らないうちに、説明や予告もなしに状況が決められたり変更されたりするのはあまり良くない事だと思うので、参加者としてそうした良くない部分は指摘して、企画をよりよいものにしていきたいと思っております。
コメントありがとうございました。
はじめまして、藤咲えこと申します。
ご意見興味深く拝読いたしました。
こちらにコメントしようと思ったのですが、焔風華さんのブログにまとめがあるということで、そちらに投稿させていただきました。
ご一読いただけると幸いです。
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こちらにコメントしようと思ったのですが、焔風華さんのブログにまとめがあるということで、そちらに投稿させていただきました。
ご一読いただけると幸いです。
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私もいまの大華のありかたに疑問をもった参加者です。
>ストーリーや状況が一部のユーザーによって動かされていて、他のユーザーがストーリーに入っていけてない、むしろ一部のユーザーに振り回されている
私もこれとほぼ同様の気持ちを抱いています。
絵をたくさん投稿したほうが勝ち、という単純ルール企画・絵チャなどで相談しなくても参加できる企画と思って参加しましたが‥
メールの内容ばらしたため休止、という話も、蚊帳の外から聞いてたので全貌は知らないのですが、あのときすでに大華が「単純に投稿数が多いほうが勝つ企画」から、「綿密な相談を必要とする企画」となっていたので、老酒さんの行為が必要があってのことだったのかも‥という予感は外から感じていました。
私は、大華自体は好きなのですが今の状況は正直楽しんで描いているとは言いがたいと思っています。他の参加者の士気を下げないよう、黙っていなくなるつもりだったのですが、声に出してかえていきたい人もいるようですので、一言ここにお邪魔させていただきました。
私以外にも不満を感じている方はちらほらいるようです。どうかおひとりで悩まれませんよう。
長文失礼しました。不都合なら削除よろしくです。